
「まるで芸術品」「花のようだ」
“雹”を輪切りにした断面が意外な構造をしていたとして、反響を呼んでいるのでご紹介します!
7月18日の午後、東京都内から首都圏周辺にかけて、ゴルフボール大の雹(ひょう)が大量に降り注ぐ様子が観測され、多くの人々がSNSにその様子を投稿していました。
出典:Instagram
ゴルフボールくらいの大きさの雹が無数に降ってくる様は脅威でした…。
動画はこちら
出典:YouTube
そして、雹を輪切りにした写真を投稿されたのは、雲研究者であり気象庁気象研究所研究官の荒木健太郎@arakencloudさん。こちらが話題のツイートです。
雹を輪切りにした写真がこちら.雹は,積乱雲内で成長して落下する霰の表面が0℃高度より下で融解→積乱雲の上昇流で0℃高度より上空に再び持ち上げられて再凍結→雲粒捕捉成長して落下の繰返しで成長します.そのため樹木の年輪みたいな層構造があります.「雲の中では何が起こっているのか」より. pic.twitter.com/RBgtfDheks
— 荒木健太郎 (@arakencloud) 2017年7月18日
雹が成長する過程を解説しながら、雹の輪切りの写真を掲載されています。見方によっては、年輪や花、巻き貝などにも見えますし、自然がつくる芸術品!?には改めて驚かされます。
また、積乱雲の中で落下と上昇を繰り返して成長するということにも驚きますよね。
(寄せられていた声)
降雹すごいな〜 その大きさになるまで空気中で上下してたと思うと、自然はすごいなと驚くばかりだ
— 中津川 昴 (@subaru2012) 2017年7月18日
まさに「雨の包み」なんですね
— 41t (@mdudn_tnkw) 2017年7月18日
雹で車がやられてしまいましたが、雹の素敵な姿に心が穏やかになれました。
— n@oki (@mirai_torai) 2017年7月18日
義務教育中にこういうの教えないとな~、と思った。自然の力は恐るべし。そして自然は、美しい。
— ら〜(@110laikun) 2017年7月19日
私はまん丸な氷のかたまりが、ドーンと降ってくると思っていたので、この写真を見て驚きました。
— なしたろん (@oKAvi8mT2VnJuwl) 2017年7月18日
自然の脅威、自然が織りなす美しさには、ただ驚かされるばかりですね。雹ができる仕組みや構造を知ることで、改めて自然の不思議や強大さに気づかされます。