
2017年7月3日、富士山の7合目付近で高山病の為、過呼吸と高熱で倒れてしまった女性を、休暇を利用し富士登山を楽しんでいた米海兵隊員5人組が救助するという出来事がありました。彼らの迅速な行動により、女性は無事安全指導センターまで搬送され事なきを得ました。
その時、女性は父親と2人で登山していました。その後、父親は娘が無事元気になった御礼の為に、助けてくれた5人の海兵隊員に贈り物をしました。素敵な贈り物を貰った海兵隊は在日米海兵隊の公式Twitterでその贈り物を公開、素敵なプレゼントだと話題になっています。
目次
Twitterの投稿
先日、富士山での海兵隊員による日本人女性救出をお伝えしましたが、女性の父親の織田祥裕さんから小包が届き、救出劇に関与した5人の隊員に感謝の気持ちのライターや長崎名物のカステラが入っていて、ライターにはそれぞれの名前と「Mt. Fuji July 3, 2017」と記されています。 pic.twitter.com/lVIz4cLTDI
— 在日米海兵隊 (@mcipacpao) 2017年7月26日
贈り物はライターとカステラ、ライターには隊員の名前と「Mt. Fuji July 3, 2017」という刻印がされていたんだそうです!これは粋な贈り物ですね!
このツイートに、素敵な贈り物だと多くの反応が寄せられています。
これは素晴らしい親御さんですね(゚ω゚)
— にどヤン (@fuyouann) 2017年7月26日
本当に良い親父さんやで...(*´ω`*)
— こーひー (@izumoPSO) 2017年7月26日
うわあ、あの救出活動の後にこんな素敵な後日談が!贈られた織田さんも素晴らしいですね!
— アルフォンス (@Alfons226) 2017年7月26日
恩は恩で返すのが日本人です。日本人の一人として有難うございました。
— 松平 (@Japaneseman0) 2017年7月26日
贈り物も素敵ですが、休暇中に何の躊躇もなく、救助活動をしてくれる海兵隊員さん。本当に素敵ですね!
この時の救助の様子もご紹介します。
救助の様子
7月3日、5人の米海兵隊員は富士山をハイキング中、過呼吸で倒れていた日本人女性を救助しました。彼らは協力して簡易ストレッチャーを作り、医療支援を受けるため2マイル(約3.2キロ)先まで彼女を運びました。https://t.co/VHonFyEFyn pic.twitter.com/5vOIcV8eU4
— 在日米軍司令部(USFJ) (@USFJ_J) 2017年7月10日
5人の海兵隊員さんたちは登頂後、下山途中に何やら助けを呼ぶ登山者(今回贈り物をした父親)と遭遇、ひどく狼狽した様子の男性の横には、横たわる娘さんがいました。娘さんは高山病の様子で、過呼吸になり、高熱で震えが止まらない様子で、すぐに救急処置が必要な状況だったそうです。
屈強な海兵隊員ならでは
海兵隊員から携帯を借りた織田さんは救助の要請をしましたが、現場まで車が入れない事を告げられます。
その事を聞いた隊員たちはすぐさま富士登山の必需品の”金剛杖”と”着ていたTシャツ2枚”で即席担架を作り娘さんを乗せて下山を開始しました。
1人の隊員は一刻も早い救助を要請する為、先に下山し救助の準備を整え、残りの隊員で担架を素早く且つ安全に搬送しました。現場から6合目の安全指導センターまでの約3キロの道のりを20分足らずという驚異的な速さで下山、待機していた救急班も隊員たちの下山の速さに驚いたそうです。
その後、措置を受けた娘さんは無事回復。今回の後日談につながったという事です。
海兵隊員さんたちの迅速な行動も素晴らしいし、御礼に粋なプレゼントをする織田さんも素敵ですね!何より、娘さんが無事元気に回復された事がよかったですね!
出典:twitter / okinawa.usmc.mil