「保護する気がないなら野良の子猫を安易に触らないでください」
とある猫カフェからのメッセージに、多くの反響が寄せられるなど話題となっているのでご紹介します。
今回このメッセージを発信されたのは、奈良県橿原市にある猫カフェ。同店のTwitterには以下のように記載されています。
殺処分になるはずだった命達。でも強くたくましく生きてます。噛むから、繁殖出来なくなったから、引っ越しするから、産まれたから…1度は人に裏切られた猫さん達。でもやっぱり人が大好き。甘えたい。そんな猫さん達が待つ猫カフェです。
そして、今回反響を呼んでいるのが、同店による以下のツイートです。
お願いですから、保護する気がないなら野良の子猫を安易に触らないでください。母猫が人間の匂いに警戒して迎えに来なくなります。こんな子が1人っきりで大きくなんてなれません。3時間起きの授乳、排泄促すをしないと生きていけないんです。1度関わるなら最後まで覚悟してください。 pic.twitter.com/LF4WY5GxnY
— 保護猫カフェ和風桶猫喫茶 (@okenekokissa) 2017年9月16日
野良の子猫に関わることの大変さ、覚悟… 切実なメッセージ。安易に触ってしまうことで、母猫が人間の匂いに警戒してしまうからです。ちなみに、こちらの子猫は生後5日~1週間(9月16日時点)で、今のところミルクはしっかりと飲んでいる様子。
体重150g生後5日~1週間
ミルクはしっかり飲んでくれてるので、ひとまず安心。寂しいよな。大好きなお母さんと離されて。お母さんの代わりになれるようにオカン頑張るからチビも頑張ろな。 pic.twitter.com/s64gY80ds8— 保護猫カフェ和風桶猫喫茶 (@okenekokissa) 2017年9月16日
ツイートは続きます。
誤解されている方もいらっしゃるようなので…この子は、納屋で子猫が生まれたと相談を受けており、産まれて間もないので見守ってもらいたいと相談者の方にお伝えしていました。触ったり近付いたりせずにと。お母さんのお乳をしっかりもらってから保護するという段取りでした。
— 保護猫カフェ和風桶猫喫茶 (@okenekokissa) 2017年9月17日
それが、身内の方が写真を撮りに納屋に入ってしまいビックリしたお母さん猫は他の2匹を連れて居なくなり、6時間経ってもこの子だけ置いてかれる事態となりました。命の危険性があるためすぐに連れてきてもらう形となりました。見捨てろとかではありません。
— 保護猫カフェ和風桶猫喫茶 (@okenekokissa) 2017年9月17日
生まれたばかりの子猫には、お母さんの初乳がすごく大事なんです。栄養や、免疫も全てもらいます。24時間体制でお母さんは子猫を育ててるのです。私たちが育てても助けられない事もあるのです。ご理解ください。
— 保護猫カフェ和風桶猫喫茶 (@okenekokissa) 2017年9月17日
なんらかの理由でお母さんとはぐれちゃったのかもしれないですね。
野良ちゃんの世界は厳しいです…— 保護猫カフェ和風桶猫喫茶 (@okenekokissa) 2017年9月18日
人間のちょっとした行動が、子猫の生育にとって多大な影響を与えてしまうこと。母猫の初乳の大切さなど、一つひとつのツイートに書かれたメッセージに重みがあります。
(寄せられていた声)
無責任に触ってしまうとお母さんは育児放棄してしまいますね。聞いたことがあります。皆様もお気をつけ下さいませ。
出典:Twitter
ジモティーで「子猫保護しました!貰ってくれる方探してます!」という投稿が多いけども、本当にあなたの仰る通りだと思います。面倒見る気がないなら拾うなって話ですよね。
出典:Twitter
まさにそんな感じの子を一月前に保護しました。子供が触りたがるのを我慢させていたのに別の大人がベタベタと触ってしまいました。素人ですが、獣医さんと相談しながらがんばっています。
出典:Twitter
我が家にも生まれて間もなく捨てられていた三つ子がいます。へその緒も付いたままドロドロの状態で捨てられていました。この黒猫ちゃんは捨てられたわけではありませんが、触った人はもっと責任をもってほしいものです。無事成長出来ることを祈ってます。
出典:Twitter
保護が出来る環境、状況、その後のことも考慮した覚悟があれば…とは思いますが、そうでなければ、触る、写メを撮るといった野良猫の育児放棄につながる行動は控えなければなりません。
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