南極観測船(海上自衛隊砕氷艦)「しらせ」が11月12日、東京・晴海から出航し、12月16日定着氷海域に到達しました。南極への到着に対する期待とともに、航海の難関地点のおとずれでもあります。ここで砕氷艦の得意技であるラミングが実施され、その壮大さが話題となっているのでご紹介します。
目次
ラミング実施
こちらが、砕氷艦のラミング実施を報告する海上自衛隊のツイートです。
12月16日、海上自衛隊 砕氷艦「しらせ(AGB 5003)」は、南極の定着氷海域(海岸に固着して動かない氷で覆われた海域)における航行を開始しました。同日、「しらせ」は、本行動で初めてのラミング(助走をつけ、艦首を氷盤に突入させて砕氷すること)を実施しました。#Antarctica #南極 #JMSDF pic.twitter.com/Biq2I2WjBa
— 防衛省 海上自衛隊 (@JMSDF_PAO) 2017年12月17日
空と一体化している白い地表はなんと氷!
いよいよラミング実施!砕氷船(ひょうだくせん)が、助走をつけて船首で氷を突き破っていきます!
砕氷船が氷を突き破る写真がみれるなんて感動ですね!Twitterユーザーからはさまざまなコメントが寄せられていました。
(ユーザーの声)
家族と「しらせ」の見学の為に乗船させていただいた事があります。
中の広さと甲板から見る高さ。清掃の行き届いた清潔で整理整頓された無駄の無い船内に驚き。
先の丸い外見は、本当にこれで厚い氷を割って進めるのかと不思議に思った事を
未だに思い出します。〓無事の航行を祈ってます(*^人^*)*〓
苛酷な任務御苦労様です。大変な状況の写真なのですが、丸い船体のしらせが一生懸命頑張っているのがかわいいなと思ってしまいました
助走をつけた飛び蹴りで、氷を叩き割って進むイメージですかね?(^^ゞ
こちらが、11月12日「しらせ」出港の様子。
今回の長旅の日程。ほんとに長いですね… お疲れさまです。
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そして南極到着。約1ヶ月に渡る航海も前半は終了です。
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砕氷船は海上自衛隊の船で、氷を突き破るために特別に設計されています。毎年この時期、海上自衛隊は船で南極観測隊を南極へ運んだり、観測隊のお手伝いをしたりなどの任務が遂行されています。南極への長い旅。無事に任務が遂行されることをお祈りしています!
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