世界で初めて手話を覚えたというゴリラのココが、46歳で死去。そのことをゴリラ財団がツイートすると、多くの悲しみの声が寄せられました。
The Gorilla Foundation is sad to announce the passing of our beloved Koko | https://t.co/ers1vGAlQ3 https://t.co/O3bvTDoQvE
— Gorilla Foundation (@kokotweets) 2018年6月21日
FunDoでも過去に、手話ができるゴリラのココ。44歳の誕生日に新しい猫を迎えてごきげん♪という記事でご紹介したココ。
ココは1971年7月1日生まれのメスのローランドゴリラ。生後3ヶ月でパターソン博士と出会ったことをきっかけとして手話を学び、1,000語以上の手話を理解し、会話ができるようになりました。
手話を操るほかにも、「死の概念」を持っているゴリラとも言われ、世界中から注目されていました。
Sad. I remember first learning about her as a kid. “Bad Bad Toilet Kitty” was the worst thing she could think to sign. She in large part sparked my love of animals. Thanks Koko. Rest easy old lady. https://t.co/QWW03qgInF
— Michael Krokey (@ta2dnurse) 2018年6月21日
また、ココの印象的なエピソードを語る上で有名なのが、可愛がっていた猫が亡くなってしまった時のこと。
ココは、誕生日にプレゼントされた猫をとっても可愛がっていました。そして、その可愛がっていた猫が交通事故で亡くなってしまった時、ココは手話で悲しみを伝えていました。
猫が亡くなってしまったことを女性が伝えるシーン(0:57~)を見ていただくと、ココが手話で悲しみを表現している様子が分かります。
動画はこちら
(寄せられていた声)
・ココの何がすごいって 、「死」の概念も理解していて、手話で「ゴリラはいつ死ぬのか?」と問われると「年をとり 病気で」と回答し「その時何を感じるのか?」という質問には「眠る」とだけ答えた。「死んだゴリラはどこへ行くのか」と聞くと、「苦痛のない 穴に さようなら」と答えたんだって。
・ココさんは、大事にしていた子猫が交通事故にあって亡くなったと聞かされたときには 「悲しい 寂しい 大好き」 「話したくない」 って手話した後、ずっと泣いていた愛情深いゴリラなんだ。そんなココさんが亡くなるのはとてもつらい。
・2000ほどの単語を理解できたと言われ、賢いゴリラとして世界的に有名だった。その賢さのエピソードの全てを真に受けるべきだとは思わないが、ゴリラの感情や認知力について、人類に多くのことを教えてくれたことは間違いない。感謝…。
ココは賢いゴリラとして有名でしたが、やさしい心を持ち合わせていることで、世界中の多くの人々から愛されていました。ご冥福をお祈りいたします。
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出典:Twitter(@ta2dnurse) / YouTube(Koko the Gorilla plays with her kitten, All Ball) / koko.org