「もしも徳川家康さんを看護するとしたら?」
なかなかユニークかつ考えさせられる質問ですよね。これは、某看護学校の病理の試験で出題された問題だそうです。そして、今回話題となっているのはこの問題に対する学生の回答です。
投稿されたのは、Twitterユーザーの病理医ヤンデル@Dr_yandel さん。こちらが反響を呼んでいるツイートです。
某看護学校の病理の試験に「戦国大名・徳川家康さんがとあるがんにかかり入院している。彼のバックグラウンドや史実でのようすを考慮し、看護計画をたててください」という問題を出したところ、「患者は武士であり、手術で『腹を切る』ことに抵抗がある」という回答があり、ほんとうに感動している
— 病理医ヤンデル (@Dr_yandel) 2019年1月7日
ほかの学生たちもきちんと遊び心をもちつつ、「自由記載のめんどくさいテスト」に本気で取り組んでくれている まあ毎年そうなんだけど、看護学生って偉いなー、若いとか経験が少ないとか関係なく感性がすばらしいなあとリスペクトの気持ちでいっぱいになる
— 病理医ヤンデル (@Dr_yandel) 2019年1月7日
徳川家康の背景を考慮しつつ、患者の心に寄り添う素晴らしい回答ですよね。
ちなみに、病理医ヤンデル@Dr_yandel さんいわく、徳川家康は歴史上の人物として名高いためエピソードも多く、現在の多くの人々とは異なった価値観を持っている点も「看護計画」をたてる上で良い題材となるそうです。
(寄せられていた声)
ネタでもなんでもなく、「自分は武士という人々の持つ価値観とは違う生き方をしてきたけど、この患者さんにとってはとても大事な価値観なのだろう」と類推し尊重する姿勢が素晴らしいです
— 低度プロフェッショナルへたれ薬剤師Kiko (@hetareyakiko) 2019年1月7日
天ぷらを食べて胃痛を感じるなど胃がんを疑わせる逸話があるので開腹手術を迎える可能性も考えて気持ちに寄り添うのは素敵✨
粗食の礼賛、黄色いふんどしなど節約家の側面もあるので個室に入りたがらないかも?おおまかな医療費の説明を医事科にしてもらうと安心してもらえるかもなど楽しい問題ですね— ちあきONEEND0215武道館 (@rin0chii) 2019年1月8日
仁-jin-というドラマで過去にタイムスリップした外科医が開腹手術をしようとしたら、武士に腹を切れなんて!と逆に首を飛ばされかけるシーンがあったのを思い出しました。
そのときは西郷隆盛でしたかね。— えびでんす@深愛 (@ise_ab35) 2019年1月8日
そうですね、徳川家康といえば健康に気を遣うイメージが強いですからコンプライアンス的なメンタル面であったり、広く武士として見て術後安静が保てないリスクであったり早期離床・回復を図ったり色々と書きようがあって面白いですが、時間内に閃けというのが難しいところですね
— えびでんす@深愛 (@ise_ab35) 2019年1月8日
いいノリをしてくれる人は、一瞬で気持ちを軽くしてくれるのでホントに貴重な存在だし、有り難いと思ういますねぇ☺
素敵な看護師さんで居てくれますように— kafee (@kafee312) 2019年1月7日
他の看護学生の回答も気になるところですね。高い志と患者に寄り添う温かい気持ちを忘れずに、将来は素敵な看護師になってくれることを期待したいです。
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出典:Twitter(@Dr_yandel)