
日本屈指の繁華街、渋谷。そんな渋谷のとあるビルに、今、一枚のラッピング広告が掲載されています。
広告主は、Yahoo! JAPAN。なにやら文章が書いてあるようですが、その中の一行だけ「赤いライン」で囲まれています。
目次
その「赤いライン」が示す意味とは
平成23年3月11日。
8年という時間が流れても、この日は、わたしたちにとってあまりに特別な意味を持ち続けている。
東日本大震災の記憶。
悲しみだけで終わらせてはいけない。
経験を学びに変えて備えなければいけない。
当時、岩手県大船渡市で観測された津波は最高16.7m。
もしここ渋谷に来ていたら、ちょうどこの高さ。
平成は終わるけど、時代は次へと進むけど、あの日のことは忘れないで。
ヤフーはそう願います。
そう、この「赤いライン」が示すのは、平成23年3月11日に起こった東日本大震災の際に発生した津波の高さ。
16.7mというその驚異的な高さは、渋谷を行き交う人々、信号機、樹木などをはるかに超えています。
3月11日で東日本大震災から8年。
ヤフーは、東京・渋谷駅前スクランブル交差点に、当時の津波の高さ16.7mを示す広告を展開しています。「あの日のことは忘れないで」
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— Yahoo! JAPAN(ヤフー) (@Yahoo_JAPAN_PR) 2019年3月1日
因みに一昨年、これと同じ趣旨の広告が銀座のソニービルにも掲載されました。慌ただしい日常の中で薄れてしまいがちなあの恐ろしい災害の記憶を、「決して風化させてはいけない」「あの経験から学ばなくてはいけない」という強い思いが伝わってきます。
この広告に対する世間の反応
この広告を見た人たちからは、
「こんな高さの津波怖すぎる。何をすべきか考えさせられました。」
「とてもいい広告。もうすぐ3.11だね…」
「この赤のラインまで津波が押し寄せてきたと思うと思うこと多いね。」
など、たくさんのコメントが寄せられました。
あれから8年。あの日感じたことや、そこから学んだことを私たちは活かせているでしょうか?私たちに今できることは何か、改めて考えてみようと思いました。
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出典:Twitter(@Yahoo_JAPAN_PR)