テニスの「ラブ」とはなんのこと?意外な意味と「ラブゲーム」や「ラブオール」の意味を解説!

硬式テニスの点数の表現は、他のスポーツと異なる独特なもの。
例えば、0のことは「ラブ」と呼びあらわされます。

「ラブ」と聞くと、一般的には愛や愛情を指しあらわす「Love」を思い浮かべますよね。

では、なぜそんな呼び方になったのでしょうか!?
その由来やラブの意外な意味や「ラブゲーム」や「ラブオール」といったワードの意味を解説します。

テニスで「0=ラブ」とする由来

 

硬式テニスでは、なぜ0を「ラブ」と表現するのか、その由来を見ていきましょう。

テニスのポイントは0-15-30-40

硬式のテニスは他のスポーツと違い点数のカウントの仕方が非常に独特。
0点1点2点3点・・・ではなく「0-15-30-40」となります。

40を取った後にポイントを取ることで、1ゲーム獲得できます。

フランス語の卵を意味するロエフ由来説

1つ目が、フランス語で「卵」を意味する「l'oeuf(ロエフ)」が由来であるとする説です。
0と卵の形が似ていることからロエフと言われるようになり、これがアメリカにテニスが渡った際に英語流の発音に徐々に変化したことで「ラブ」と呼ばれるようになったとされます。

オランダ語の名誉を意味するロフ由来説

また、オランダ語で「名誉」を意味する「lof(ロフ)」が由来とする説もあります。

かつてのヨーロッパではテニスを見ながら賭け事を行うことも多く、その際にお金ではなく「名誉」を賭けることもありました。
名誉という形の無いものと何もないことを掛けてロフとなり、それが変化してラブになったのではないかとする説です。

英語の何もないを意味するラブ由来説

そして、英語での「love」に「何もない」という意味があったことが由来とする説もあります。
かつて「love」には「nothing(何もない)」の意味があり、何もない状態から始めるという意味で0をラブと呼ぶようになったのではないかと言われています。

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こちらの記事では、テニスの発祥の地や起源について解説しているので、併せてチェックしてみてください!

テニスの発祥は紀元前?発祥国や起源は意外なとこにあった!点数の独特なカウントの由来もご紹介

ラブゲームやラブオールの意味

 

そして「ラブ」からくる言葉「ラブゲーム」「ラブオール」の意味を解説します!

ラブゲーム

ラブゲームとは、どちらか片方が1ポイントも取ることが出来なかったゲームのことを言います。
相手を完封してたということになります。

ちなみにテニス用語ではありませんが「love game」というその字面から、恋の駆け引きのことを言うこともあります。
こちらは、恋がテーマになるドラマや歌のタイトルで見かけられます。

ラブオール

テニスでは、ポイントが並んでいることを「オール」と言います。
つまりラブオールは両選手とも0点で並んでいる状況ということになります。
ゲームの最初に「両選手とも0点、0-0から始めます」という意味でコールされます!

テニスの点数に関する豆知識

 

ここまでは、「0(ラブ)」について解説してきましたが、ここからは点数に関する豆知識を見ていきましょう。

ポイントの数え方

前述もしましたが、テニスではポイントを「0-15-30-40」とカウントします。
少しややこしいですが、15刻みでカウントを重ねますが30の後は40となります。

この非常に独特な数え方の由来も諸説ありますが、その由来についてはこちらの記事で紹介しています。るので是非ご覧ください。

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少しややこしいテニスの点数のルールを、由来まで含めてわかりやすく解説!

勝負の決し方

テニスは勝負が決まるまでに段階がいくつかあります。
まずお互い「0(ラブ)」の状態からスタートし、先に4ポイント取ることで1ゲーム獲得できます。
そして6ゲーム先に獲得するまでが1セットです。

3セットマッチの場合は2セット、5セットマッチの場合は3セット先に取ることで1マッチ獲得、つまり試合勝利となります。

まとめ

 

テニスにおけるラブとは、0をあらわす用語です。
これは、フランス語で卵を意味する「l'oeuf(ロエフ)」が由来とも、オランダ語で名誉をあらわす単語「lof(ロフ)」が由来とも、英語での「love」が由来ともされています。

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