『絶対』と『絶体』に意味の違いは?どう使い分けるの?

2019.7.16


約束を守って欲しい時や、勝負ごとで必ず勝ちたい時などに使う『ゼッタイ』という言葉。

それぞれ『絶対』が正しいのか、それとも『絶体』が正しいかお分かりですか?そして『絶対』と『絶体』の違いや使い分け方は…?

ということで今回は、日常でよく耳にする『ゼッタイ』にスポットを当てていきます!

『絶対』そして『絶体』とは?

まず『絶対』と『絶体』は、それぞれどのような意味を持っていて、どう用いるべき単語なのでしょうか?

絶対とは

1.①他に並ぶものがないこと。何物にも比較されないこと。比較や対立を絶した存在であること。また、そのさま。 
 ②一切他によって関与・制限されないこと。無条件。 
 ③〔哲〕「絶対者」に同じ。 
2.(副詞的に用いる。「に」を伴うこともある)どうしても。なにがなんでも。必ず。決して。

出典:weblio.jp

辞書を見てみると、「絶対」には名詞・形容動詞的用い方と副詞としての表現が2つあるようです。

名詞的表現では「絶対の真理」や「絶対王者」といった他に類するものがない表現として使われているのを見かけますよね。他にもこれ以上低い温度がないことをあらわす「絶対零度」もあります。

そして副詞的意味では、「絶対に合格する」や「絶対に勝つ」といった必ずと同義語として使用されています。逆に「絶対に負けない」「絶対に許さない」といった否定形と組み合わせ『決して~ない』としても私たちは用いますね。

絶体とは

なんと『絶体』は広辞苑や大辞林などの国語辞典には載っていません。

しかし『絶体』という表現を見たことがあると思います。なぜ見たことあるのに辞書に載っていないかと言いますと、『絶体』は「絶体絶命」でしか使われないからです。


『絶体』が単独で使われることはない?

『絶体』は「絶体絶命」専用

『絶体』は「絶体絶命」でしか使われていないため、「絶体絶命」以外で『ゼッタイ』を使う時は『絶対』の漢字しかありえません。

「絶体絶命」とは

他では使われることのない『絶体』を持つ「絶体絶命」とはどのような言葉の由来があるのでしょうか。まずその意味を辞書で調べてみました。

危険や困難からどうしても逃れることができないこと。追いつめられて進退きわまること。

出典:weblio.jp

ではなぜこのような意味を持つのでしょう?それは「絶体絶命」の由来にありました。

「絶体絶命」の由来

なんと「絶体」も「絶命」も元は中国から伝わり、陰陽道を通じて広まった運勢や吉凶を占う「九星占い」での不吉な星のことなんだとか。

そんな不吉な星が組み合わさり、立ちいかなくなる最悪な状況のことを指すようになったそうです。

『絶対』と『絶体』に使い分けは存在しない!

基本的には『絶対』しか使われない

『絶体』は「絶体絶命」としてしか使われません。と前述した通り、他で使うことはありません。ですので、『絶対』と『絶体』は使い分けることはありません。

絶体絶命以外では『絶対』を使うんですね!

もし、単独で『絶体』を使うとしたら、字面のインパクト重視で何かのタイトルなどとして使う場合はあり得るかもしれません。

併せて知っておきたい言葉の雑学

他にも言葉の雑学についての記事がありますので、こちらもご覧ください。

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まとめ

『絶対』と『絶体』その違いと使い分けですが、基本は『絶対』を使うと覚えておけばいいようですね。ですから冒頭の「約束を確かに守って欲しい時や勝負ごとで必ず勝ちたい時」は両方とも『絶対』を使います!

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出典:weblio.jp

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