きつねの好物は本当に油揚げ?油揚げをきつねと呼ぶ由来は?

2019.9.10

キツネ
きつねうどんなど、油揚げを使った料理に「きつね」と名がつくものは多いですよね。「きつねの好物といえば油揚げ」というイメージも強いものです。

でも、なぜ「きつねの好物といえば油揚げ」なんでしょうか?本当にきつねは油揚げを食べるの?油揚げときつねの知られざる関係とその由来を解明します!

きつねの好物といえば油揚げ?


きつねの本当の好物って?


きつねの好物として知られている「油揚げ」ですが、本物のきつねは当然油揚げを主食にしたりはしません。

本物のきつねが好んで食べる食料は、ネズミなどの小動物。古来よりきつねは、農作物の天敵だったネズミを食べてくれるということで、非常に大事にされてきました。

きつねと油揚げの関係とは?


きつねは古来より神の使いとされていた


農作物をネズミから守ってくれるきつねは、古来より神の使いとしてあがめられてきました。

きつねへの民衆の信仰が宗教の形になったのが、いわゆる「お稲荷さん」、稲荷神です。

最初はきつねにネズミの油揚げをお供えしていた


神様には、お供え物が必須ですよね。神様になったきつねに、人々は好物である「ネズミの油揚げ」をお供えしました。

ですが、とある理由からネズミの油揚げをお稲荷さんにお供えできなくなってしまったのです。

豆腐の油揚げになった理由は仏教伝来!


ネズミの油揚げをお供えできなくなってしまった理由は、日本に仏教が伝来したこと。仏の教えではどんな生き物であろうと殺生は良くないと教えられます。

そのため、ネズミをお供え物のために殺生するのは良くないという思想から、豆腐を使った油揚げをお供えするようになったのだそうです。こうして、現在の「きつねの好物といえば油揚げ」というイメージが定着したようです。

油揚げをきつねと呼ぶ由来


きつねうどんはきつねの色から説


油揚げ自体を「きつね」と呼ぶ場合も少なくありません。中でも「きつねうどん」は、油揚げが入っているのが最大の特徴。

油揚げを「きつね」と呼ぶ理由には諸説あります。

まず、きつねうどんの場合は、油揚げのこんがりと揚がった色がきつねに似ているからという説があります。「きつね色」という言い回しもあるほどですから、この説は有力そうですね。

油揚げがきつねの好物だから説


他にも、すでにお話したように「きつねの好物といえば油揚げ」というイメージから油揚げが入っている料理全般を「きつね〇〇」と呼ぶといった説もあります。

いなり寿司もきつねと関係


油揚げを使用した料理といえば、きつねうどんの他にはいなり寿司がありますね。実はこれもきつねと関係があるんです!

いなり寿司の「いなり」は「お稲荷さん」の「稲荷」、つまりきつねの神様のことを指します。お稲荷さんに豊作を祈って、油揚げを使用して米俵をかたどったお寿司をお供えしたのが、いなり寿司の始まりだといわれています。

【まとめ】きつねの好物は本当に油揚げ?


きつねの好物というイメージの強い油揚げ。でも実は、元々ネズミの油揚げだったなんで驚きですね。

実際のきつねは肉食を主としていますが、お腹がすいていればなんでも食べるそうです。とあるテレビ番組で「油揚げも食べるのか?」と検証したところ、なんとお腹のすいたきつねは油揚げもペロッと食べてしまったのだとか!

こんな話を聞いてしまうと、中には「油揚げが大好物!」というきつねがいてもおかしくないな……なんて思ってしまいますね!

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