「別れる」と「分かれる」の違いは何?今さら聞けない正しい使い分け!

日常的に使っている「別れる」「分かれる」という言葉。会話で使うときには気になりませんが、文章やメールを書くときに、この二つの使い分けに迷ったことはありませんか?

「別れる」と「分かれる」は、同じようでも微妙に使い方が違うんです。今回は、今さら聞けない「別れる」と「分かれる」の意味と、正しい使い方を解説していきます!

別れる と 分かれる

wakaremichi

意味・語源は同じ?

同じ音の「別れる」と「分かれる」。意味と語源を調べてみました。

「わかれる」の意味

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先ずは「別れる」。辞書で調べるとこのように書いてあります。

・人や場所から離れて去る。 
・離婚する。また、死別する。

出典:weblio.jp

次に「分かれる」。辞書にはこのように書かれています。

・一つであったものが別々の、区別できるまとまりとなる。 
・道などがある点から方向を異にする。分岐する。 
・一つにまとめることができない状態になる。差異が生ずる

出典:weblio.jp

「別れる」も「分かれる」は、どちらとも「何かから離れる」という意味では同じですね。

「わかれる」の語源

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「わかれる」の語源は、「我離る(わかる)」「渡り離る(わたりかる)」だとされています。

古語辞典※によると「離る(かる)」の意味にはこのように書かれています。

1.遠ざかる。離れる。 
2.間(ま)があく。途絶える。 
3.疎遠になる。離れる。

出典:kobun.weblio.jp

「我離る」を訳すと「我(自分)離る(遠ざかる、離れる)」・・・「自分が人や場所から離れる」ということで、お別れを意味する「わかれる」と読み解くことができますね。

「渡り離る」を訳すと「渡り(移動させる)離る(遠ざかる、離れる)」・・・「物や事柄を移動させて離れ離れにする」ということで、仕分けを意味する「わかれる」と読み解くことができます。

このことから、人がお別れすることを「別れる」、物や事柄が分かれることを「分かれる」と使い分けられるようになったんですね。

※古語辞典とは、上代(飛鳥時代~奈良時代)から近世末期(江戸時代末期)までの国語辞典のようなもの。

使う対象が異なる

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それぞれの意味と語源を調べたら、使う対象が異なるということが分かりました。

別れる は主に人に対して

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「別れる」は、主にそれまで一緒にいた者同士が離ればなれになるときに使われます。

「別」を使った熟語を思い出すとイメージしやすいかもしれませんね。

別居、差別、死別、送別会、告別式、別離など。他にもたくさんありますが、人が別れる時に使うのは「別れる」の傾向があります。

分かれる は主に物や事に対して

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分かれるは、主にまとまっている物や事柄がいくつかに離れるときに使われます。

「分」を使った熟語を思い出してみましょう。区分、分割、分別、分配、分担、仕分など。全て、物や事柄が二つ以上のまとまりに離れるときの言葉ですね。

別れると分かれるの使い分け

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「別れる」と「分かれる」の違いが分かったところで、それぞれ具体的な使い方を見てみましょう。

別れる の使用例

・長年付き合っていた彼氏に、思い切って別れ話を切り出そうか
・両親の別離で、生き別れになっていた妹と再会した
・遠くへ引っ越してしまうクラスメイトのお別れ会を企画しよう

全て、人と人の別れが関わっています。

分かれる の使用例

・夫婦で家事と育児の分担を決めているんだけど、意見が分かれるなあ
・受験、就職、結婚、転職など、人生の分かれ道ってたくさんありますよね
・卵の卵黄と卵白、上手な分け方を教えましょう

対象が物や事柄なのが分かります。

まとめ

「分かれる」と「別れる」は語源が同じで意味も似ていますが、何を対象にしているかによって使い方が違うことが分かりました。使用例や熟語を見てみると、納得できますね。

他にも合わせて知っておきたい言葉の違い

日本語には、同じ読み方でも意味が異なる言葉がたくさんあります。これまでに、FUNDOでご紹介させていただいた雑学記事です。こちらも併せてご覧ください。

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出典:weblio.jp / kobun.weblio.jp

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