岡山県と奈良県で「うのまち珈琲店」というカフェを経営されているオダツトム(@odatsutomu)さんの、「クリームソーダの盛り付けを変えただけで前年比500%って話。」という投稿が話題になっているのでご紹介します。
学問風に言うなら「バエ学」
まずはこちらの写真をご覧ください。
クリームソーダの盛り付けを変えただけで前年比500%って話。 pic.twitter.com/2VF1vM5qCF
— ツトム500% アベプラ記念(オダツトム) (@odatsutomu) September 4, 2019
オダさんによると、お店のクリームソーダを左の写真から右の盛り付けに変えたところ・・・なんと売り上げが前年比500%に!!
印象激変ですよね。左はというと、親しみやすさや懐かしさを感じる昔ながらの盛り付け。それと比べて、右は洗練された盛り付けで見た目のインパクト大。「これ飲んでみたい!」と目に留まったり、話題になりそうな気がします。
これについてオダさんは、「SNSでお客様に刺さりやすい業態に限る」としながら、「飲食店改革でメニュー総入れ替え又は一部入れ替えはよくある話だけど、その前に盛り付け総変更をご一考してみては。」と提案しています。
飲食店改革でメニュー総入れ替え又は一部入れ替えはよくある話だけど、その前に盛り付け総変更をご一考してみては。SNSでお客様に刺さりやすい業態に限るけども。僕で良ければ相談にも乗りますよ!
— ツトム500% アベプラ記念(オダツトム) (@odatsutomu) September 5, 2019
また、こちらのパフェも盛り付け方を変更後に売り上げ伸び率アップ!
ちなみに現在の看板メニューであるブリュレのパフェですが、右は発売直後のデザイン。
今見るとヒドイんですが当時は「良いのができたぜぇ〜」とか思いながら撮影してました。その後線の平行感、イチゴの高さ、赤と白の割合の調整など試行錯誤。 pic.twitter.com/bQbHUNBkCK
— ツトム500% アベプラ記念(オダツトム) (@odatsutomu) September 5, 2019
発売直後のデザイン(右)と変更後(左)では印象も雰囲気もガラリと変化。変更後は”こだわりが詰まった上品なスイーツ”という感じがして、個人的にはよりオーダーしたくなりました!
盛り付け方一つで売り上げが変わるというこの話を、オダさんは学問風に「バエ学」と表現し、業態によってはこのバエ学が今後重要になることを予想されています。
個別のメニューに対して盛り付けの正解は無いので、「こっちよりこっちの方がなぜか素敵に見える」といったノウハウやコツの蓄積が業態によっては今後重要かなと。バエルという言葉はあんまり好きじゃないんですが、学問ぽく敢えて言うならバエ学ですね。
— ツトム500% アベプラ記念(オダツトム) (@odatsutomu) September 5, 2019
また小田さんは、”好みのデザイン”というよりも、あくまで「こっちの方がうちの客層に響く」という観点での取組結果であるということをお話しされています。
元デザインの方がお好きだというご意見もありがとうございます!
色々なメニューについて試行錯誤しており、特に売上が伸びた商品を2例挙げております。
僕も好みのデザインはありますが「こっちの方がうちの客層に響く」という観点での取組結果をシェアさせて頂いてます。— ツトム500% アベプラ記念(オダツトム) (@odatsutomu) September 5, 2019
自分(店側)の好み、もしくは単にインスタ映えにデザインするのではなく、自分のお店のお客さんに刺さるデザイン美を追求・・・それが商売的に成功した事例ですよね。「バエ学」なかなか興味深いです!!
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出典:Twitter(@odatsutomu)