人気お菓子「きのこの山」「たけのこの里」の姉妹商品『すぎのこ村』を覚えていますか?

国民的お菓子ながら好みを二分するため白熱する「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙」が今年2019年も開幕され熱い戦いを繰り広げています、が、なにか一つ大事な商品が忘れていないでしょうか。

そう、80年代を生きた方なら記憶にひっそり眠っているはずの「すぎのこ村」です!!2019年は確かにたけのこの里発売から40周年という記念すべき年です。

さらに「きのこの山」「たけのこの里」が11年ぶりにパッケージ・中身共にリニューアルされたという事もあって「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙 2019」が白熱するのはわかります。ですが姉妹商品でありながら廃村化している「すぎのこ村」もたまには懐かしさを抱きつつ思い出して欲しいという事で「すぎのこ村」のご紹介します!

すぎのこ村って何!?


画像提供:株式会社明治

懐かしのお菓子、といっても30年以上前に発売した「すぎのこ村」はご存じない、という方も大勢いらっしゃると思いますので、まずは「すぎのこの村」について紹介します。

1987年に発売された「すぎのこ村」

1975年に「きのこの山」が、1979年に「たけのこの里」が明治から発売され大人気のお菓子になりました。その人気に続けと1987年に発売されたのが「すぎのこ村」です。当時の明治の商品紹介の中では『「きのこの山」「たけのこの里」に続くチョコスナックの傑作誕生』とされるほど期待を込められたお菓子でした。


画像提供:株式会社明治

実際、スティッククラッカーにアーモンド入りミルクチョコをかけて杉の木をイメージして作られたというこのお菓子は改めて見ても絶対おいしそう!と思う商品です。≪注≫この商品説明は後に発売された復刻版ようにリニューアルされた内容ですので、スティッククラッカーの部分が当時の商品とは違います。

1988年に発売終了

満を持して発売されたすぎのこの村ですが、きのこの山・たけのこの里というには発売まで間が空きすぎていたのか、一時的なヒットにはなりましたがその後の売上は伸び悩み、定番のお菓子にはなることなく発売から一年、1988年に発売終了してしまいました。

実は名前を変えて生き残っていた!


画像提供:株式会社明治

「すぎのこ村」の新しい姿「ラッキーミニ」

その姿を消したと思われた「すぎのこ村」ですが、実はその後は商品名を変えることで生き残っていました。当時明治の人気商品だった「ラッキー」のミニサイズ商品として1990年代に発売された「ラッキーミニ」、これが名前とパッケージを変えた「すぎのこ村」の新しい姿でした。

「ラッキーミニ」発売終了

「すぎのこ村」としては短命でしたが、人気商品「ラッキー」のシリーズ商品「ラッキーミニ」として名前を変えたことで一定数の売上があったのか、「ラッキーミニ」は2008年まで販売されていたそうです。

「ラッキー」シリーズは進化して現在も販売されている

元々人気商品であった「ラッキー」は、太めのビスケットにチョコレートがかかっているお菓子でした。明治製菓で太めのスティック状でチョコかかったのお菓子。。。そう「ラッキー」シリーズは現在「Fran(フラン)」に進化して発売されています!

すぎのこ村は復刻版が発売されていた!


画像提供:株式会社明治

「すぎのこ里」は2005年に、昭和の人気菓子として復刻版が発売されました。その際はパッケージや味のリニューアルが加えられて販売がされました。

「いも作くん」も一緒に復刻!


画像提供:株式会社明治

2005年に復刻版が発売されたのは「すぎのこ村」だけではありませんでした。一緒に復刻版が発売されたのは「いも作くん」というお菓子です。「いも作くん」は1985年に発売した、さつまいもパウダー入りのさくさくのクラッカーにあんこパウダーが練りこまれたチョコレートがかかったお菓子です。

さつまいもとほんのりあんこの香りがするチョコ。。。これも絶対おいしかった商品ですね!

きのこたけのこ戦争の盛り上がりに入り込めないすぎのこ

国民総選挙が盛り上がった「きのこの山」と「たけのこの里」

「きのこたけのこ戦争」というのは「きのこの山」と「たけのこの里」のどちらが美味しいかという、消費者の間で長い間盛り上がっている論争です。

この論争に一度ピリオドを打ったのが明治製菓が公式に行った「きのこ・たけのこ総選挙」です。第一回目の総選挙は2001年に行われ「たけのこの里」が勝利しました。しかしこの選挙の時にはすでに「すぎのこの村」は忘れられたお菓子となっており、姉妹商品の一角として選挙に入り込むことはできませんでした。

すぎのこ村はもう忘れられた廃村?

「Fran」に進化していった「ラッキー」と違い、「ラッキーミニ」は後続商品が作られませんでした。そのため2019年現在、「すぎのこ村」の後継お菓子は存在しません。ですが、アーモンドとチョコの組み合わせは王道商品ですから、もしかしたら近い将来「すぎのこ村」をほうふつさせるお菓子が発売されるかもしれません。

「すぎのこ村」のCM覚えてませんか?

「すぎのこ村」が販売していた当時、「すぎのこ村」と「きのこの山」「たけのこの里」で昔話の雰囲気のあるCMをやっていたのを記憶にありませんか?イノシシさんがすぎのこを拾っているのをブタさん、タヌキさんが見つけて三匹で楽しそうに踊るというほんわかするCMが当時は放送されていました。

2019年きのこたけのこリニューアル


画像提供:株式会社明治

11年ぶりのリニューアル

2019年、「きのこの山」と「たけのこの里」は11年ぶりにリニューアルをしました。パッケージは今までのトーンをそのままに水彩画の優しいタッチに変更して、従来よりもほっとする里山の雰囲気を演出がされているそうです。中身もチョコレートと焼き菓子の味のバランスを見直して更に手の止まらなくなるおいしさになったそうです。

たけのこの里発売40周年

「たけのこの里」は40周年の記念して「アニバーサリーデザートシリーズ」が展開しています。

すでに発売終了したティラミス味や2019年8月20日に発売を開始した「いちごのショートケーキ味」といったデザート味が「たけのこの里」で発売されています。

きのこの山・たけのこの里 国民総選挙 2019

2001年、2018年と「たけのこの里」の勝利で終わった国民総選挙ですが、きのこたけのこリニューアルとたけのこの里40周年を記念して2019年も行われます。今回も残念ながらすぎのこ村は投票先の一角に名を連ねることに失敗していますが、「たけのこの里」の三連覇か「きのこの山」念願の初勝利が、どちら軍配が上がるか楽しみですね!!

2019年の国民総選挙はスシローとコラボ


出典:スシロー

きのこの山・たけのこの里 国民総選挙 2019では「全国地方統一選挙」として、スシローとコラボをしています。「きのこの山」を使用したいちごパフェか「たけのこの里」のチョコパフェを注文することで投票できるようになっています!ぜひ推しのデザートをおいしく食べて投票してください!!

まとめ

「すぎのこ村」は「きのこの山」と「たけのこの里」の姉妹商品として発売されましたが、残念なことに売り上げが振るわず、別商品「ラッキーミニ」としてその後販売されることになったお菓子でした。

「きのこたけのこ戦争」などで第三勢力になる事さえかなわない残念な商品ですが、不憫なお菓子として名前だけでも忘れないであげてください。。。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
出典:スシロー / 株式会社明治

関連記事(外部サイト)

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事