水戸黄門みたいな猿!?ブラッザグエノンが予想以上に水戸黄門だった!

2019.10.7


頭巾を被ったような頭に白くて立派な髭を蓄えたご老人、と聞いて日本人の誰もが思い浮かべるのは時代劇でおなじみの「水戸黄門」ではないでしょうか。

その水戸黄門に似た姿をしたおサルさんが世界にはいます。そのサルの種類はブラッザグエノン

大型のテナガザルの仲間でアフリカの木の上で生活をしています。一見老人、しかも水戸黄門にしか見えない親近感の湧くおサルさん、ブラッザグエノンの生態や特徴についてご紹介します。



ブラッザグエノンの生息域と生態


ブラッザグエノンは別名としてブラッザモンキーとも呼ばれるオナガザルの一種です。

ブラッザグエノンの生息域


ブラッザグエノンがアフリカ大陸の中央部、東部のエチオピアやケニアからコンゴ共和国、コンゴ民主共和国、中央アフリカや西部のカメルーンや赤道ギニアにかけて分布しています。

これらの地域の低山地帯にある沼地林や熱帯雨林に生息しています。河川などの水辺の近くや沼のある湿地帯周辺で樹上性の暮らしをしています。

ブラッザグエノンの生態


行動様式は様々で若いものはつがいで行動していたり、数頭から10頭ほどの小さな群れを作る他に、35頭にもなる大規模の群れを作ることもあります。

群れを作る場合は母系社会の形成し、メスは群れに残るのに対し、オスはある程度成長すると群れから独立して行動するようになります。

ブラッザグエノンの食事


昼行性のブラッザグエノンは早朝と夕方に特に活発に行動をし、食事などの活動をします。主に果実を食する雑食性の生き物で、植物の葉や花に種子、キノコの他にもシロアリやバッタ、甲虫類などの昆虫を捕食します。

ブラッザグエノンの天敵


タカなどの猛禽類やヒョウ、チンパンジーなどがブラッザグエノンを捕食しようとする天敵です。天敵と遭遇した際、樹上に逃げるほかに、泳ぎを得意とするブラッザグエノンは水中に飛び込むことで逃亡します。この水中に逃げる性質から現地では「スワンプモンキー」、沼地のサルと呼ばれています。




ブラッザグエノンの特徴

出典:wikipedia.org

世界で最も美しいサル


ブラッザグエノンは額にオレンジ色をした三日月状の毛が生えている他、雌雄ともに口まわりや顎にかけてひげのように見える白い毛が生えています。頭巾を被っているように見える左右に尖った頭部をしているため、知的な老人のようとも、まるで水戸黄門と評される外見をしています。

額のオレンジの毛も目立ちますが、他にも体は茶色の毛の他に背は灰褐色、腹部と尾は黒、モモまわりには白のストライプの模様が入っているなど配色に富んだ毛をしています。
この姿からブラッザグエノンは世界で最も美しいサルといわれています。

名前の由来は探検家


ブラッザグエノンの名前の由来はフランス人探検家ピエール・ブラザから来ています。ピエール・ブラザは19世紀後半に中央アフリカに流れるコンゴ周辺を探検、調査することでフランスの現地の植民地化に大いに貢献した人物でした。

その功績として、同時期に学術的発見をされたブラッザグエノンにはピエール・ブラザを由来とする名前が付けられました。コンゴ共和国の首都ブラザヴィルもまた、ピエール・ブラザの名前に由来しています。

そしてグエノンの方ですが、こちらはオナガザルの仲間を総称する言葉です。

日本で飼育されているブラッザグエノン

出典:wikipedia.org

水戸黄門にも似た姿のため親近感の湧くブラッザグエノンは全国の動物園でも飼育されているためその姿を見ることができますので、動画と併せていくつかの園をご紹介します。

全国の動物園にいるブラッザグエノン


旭川市旭山動物園【北海道】

タイミングが良ければ檻越しに食事を与えられている姿が見られるようですね。


上野動物園【東京】

上野動物園では2019年の3月に赤ちゃんが産まれました。2019年9月現在では、赤ちゃんとはもう言い難いですがそれでもまだまだ小さい幼獣としての姿を見せてくれています。


東武動物公園【埼玉県】

東武動物公園でもブラッザグエノンの赤ちゃんが産まれています。日本の動物園では繁殖にも成功していますので、オレンジ色の三日月の毛が生える前、鴬色の明るい毛をしたブラッザグエノンの赤ちゃんも見てみたいですね。

動画はこちら


ときわ動物園【山口県】

ときわ動物園では2016年と比較的最近グランドオープンしたアフリカ丘陵マダガスカルゾーンでブラッザグエノンを観察することができます。

動画はこちら


まとめ


ブラッザグエノンは頭巾に似た頭部とひげのような毛をしているため、昔話に出てくるような老人、特に水戸黄門を彷彿させるサルの一種です。動物園などで飼育されていますが、つがいで行動するものや群れを作る場合など、なぜ多岐に渡る活動形式を持っているのかといったことに関してはまだわかっていません。

実は生態に関してはわかっていないことが多い生き物です。これから研究が進むともっと面白い生態が分かるかもしれませんね!

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出典:wikipedia(De Brazza’s monkey) / Twitter(@asahiyamazoo1) / Twitter(@UenoZooGardens) / YouTube(ブラッザグエノンの赤ちゃん 東武動物公園) / YouTube(ブラッザグエノン)

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