
みなさんホタテは好きですか?お刺身はもちろん、煮てよし、焼いて良しのホタテはとても身近な存在です。そんなホタテに目があることをご存知ですか?
「え?貝に目なんてあるの?」と思った方のために、今回はホタテの目について解説していきたいと思います。
ホタテとは
ホタテ貝は、二枚貝綱、翼形亜綱、イタヤガイ科の貝類で軟体動物の一種です。殻の直径は最大で20cmほどになる大きな貝で、膨らみの強い貝殻と弱い貝殻が合わさっている2枚貝です。
日本では北海道でもっとも多く漁獲され、養殖も盛んに行われています。比較的手に入りやすい貝なので、皆さんの食卓にもたくさん登場しているのではないでしょうか。
ホタテには目がある!
貝にはアサリのような2枚貝をはじめ、アワビのような巻き貝、1枚の貝で岩に張り付くもの、ツノのような形をしたものなどに分けられます。2枚貝は大抵目や触覚を持っていないのですが、ホタテには無数の目が存在します。
ホタテの目その数なんと約60個〜200個
出典:YouTube
こちらの画像をご覧ください。青く真ん中に黒い点がある球体が見えますよね。これがホタテの目なのです。
このホタテの目は貝ヒモの部分にあります。直径1mm程度の目の数はなんと60〜200個!個体によって目の数は違うそうですが、なんともすごい数の目がついているのですね。
ホタテの目の性能が凄い!
出典:YouTube
ホタテの目は色の判別などはできません。しかし光の明暗が区別できるため、外敵が近づいてきたことを知ることができます。そしてホタテの目は人間の目と構造が違います。人間などの目はレンズで光を集め、網膜へ当てますが、ホタテの目は光を集めるのに鏡を使います。人間の目がガリレオが作った屈折式望遠鏡だとしたら、ホタテの目はニュートンが作った反射式望遠鏡だと言えますね。
ちなみに人間の網膜は眼球の後ろにあるのに対し、ホタテの網膜は2本の線状で、眼球の中心を通っていて奥にある鏡で反射された光が集まる場所にあります。鏡から近い網膜は弱い光に反応し、遠い網膜は強い光に反応するのです。しかも広角レンズのように広い視野を持っており、250度の視界があるんだとか。それが200個もあるなんて…セコムもビックリですね(笑)
とにかくホタテは美味い
難しい話が続きましたが、ホタテの良いところは何と言っても美味しいところです!
私はバター醤油焼きが大好きです。殻付きのホタテを買ってきて貝を洗ったらグリルにかけ、殻が開いたら醤油とバターを入れるだけ。とっても簡単に美味しいホタテにありつくことができます。もちろんお刺身にしても美味しいですし、お鍋なんかに入れても美味しいですよね。あー、お腹が減ってきた…
まとめ
いかがでしたか?ホタテにはたくさんの目があり、その目を使って外敵から身を守っているということがわかりました。
貝ヒモに無数に存在している目、今度ホタテを買ったらじっくり見てみたいと思います。そして美味しいホタテで一杯…想像しただけでよだれが止まらなくなってしまいました。明日はお魚屋さんに駆け込んでみたいと思います。
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出典:YouTube(There Are Crystal Mirrors Hidden in Scallop Eyes)