世界一臭い花!「ショクダイオオコンニャク」と「ラフレシア」はどちら世界最大の花でもある?!

美しく咲き誇るキレイな花。
鮮やかな色と良い香りが印象的ですが、中にはとても臭い花もあるのだとか!?

世界一臭いとされる花は、どちらも世界一デカい花でもありました。
この世界一大きくて臭い花について解説します!

世界一大きな花が強烈に臭い?

臭いにおいを嗅いでしまった男性のイラスト

 

世界一臭い花の候補として、2種類の花が挙げられます。
その花は、どちらも世界一大きな花でもあると言われています。

世界最大と言われる2つの花

世界最大で世界一臭いと言われる花は、ショクダイオオコンニャクとラフレシアの2つ。さっそく詳しくお勉強してみましょう!

ショクダイオオコンニャク

 

まず1つめの世界一臭い花は、ショクダイオオコンニャク。サトイモ科コンニャク族の花で、インドネシアのスマトラ島に自生しています。

人間よりデカい!

写真を見ても分かる通り、熱帯雨林に自生するショクダイオオコンニャクは、人間の身長よりもずっとデカいのです。
縦に伸びるその形状が燭台に似ていることから来た名前となっていますよ。

その高さは、なんと3.5mにもなったことがあるほど!

匂いが強烈で臭すぎる!

ショクダイオオコンニャクの匂いはそれはそれはひどいものなのだそう。
腐敗臭にも似たその匂いから、ショクダイオオコンニャクは別名「死体花」と呼ばれることもあります。

ショクダイオオコンニャクが臭すぎる理由

それだけ臭いのは、その繁殖方法に理由があります。
ショクダイオオコンニャクの花粉を運ぶのは、フンコロガシやシデムシなど。

これらの虫は腐った生き物の肉を食べる習性があるので、これらを誘い込むために腐敗したような強烈な匂いを放っているのだそうです。

ラフレシア

 

ショクダイオオコンニャクに並び、世界一大きくて世界一臭い花として挙げられるのがラフレシア
東南アジアやマレー半島に自生する、ラフレシア科ラフレシア属の花です。

花単体ではこっちが世界最大

先にご紹介したショクダイオオコンニャクの花は、実は小さな花が密集したもの。
単体の花としては、ラフレシアが世界一大きいと言われています。

ラフレシアの花は直径90㎝にも達し、ちゃんと花弁だってありますよ。

強烈なラフレシアの匂い

ラフレシアの匂いもショクダイオオコンニャクに負けず劣らず臭すぎるといわれています!
その匂いは「汲み取り便所」のにおいに似ているといわれており、腐臭のようにそれはそれは強烈なものなのだそうです。

強烈な臭さと見た目から人食い花だと思われていた

そんな強烈な匂いはもちろん、見た目もグロテスクなラフレシア。
1800年代にヨーロッパで初めて発見された際、そのグロテスクな見た目と匂いから発見した調査隊には「人食い花なのではないか?」と思われていたそうです。

ラフレシアが臭すぎる理由

ラフレシアが臭すぎる理由も、ショクダイオオコンニャクと同様に繁殖のため。
ラフレシアの花粉を運んでいるのは動物の死骸やフンなどに集るクロバエ科のハエであるため、効率的に花粉を運んでもらえるように死肉のような腐敗臭を放っているのだそうです。

ちなみに、そのグロテスクな見た目も、ハエをおびき寄せるためなのだとか!

どちらも臭いのは開花時のみ

咲いている花のイラスト

 

ショクダイコンニャクの開花は2日間

強烈な匂いのショクダイオオコンニャクですが、その匂いが放出されるのは花が開いている間だけ。
そして、開花するのは基本的に2年に1度、2日間しかないので、臭いのもその期間だけなんだとか。

ショクダイオオコンニャクは、その体の中に貯め込んだ養分を繁殖のためだけに使い切ってしまうので、短期間しか開花していられないのだそうです。

ラフレシアの開花は3日間

同じく、ラフレシアも花が1度咲いたら3日間ほどしか開かないとされています。
咲いた後は枯れてしまうため、咲いている姿に遭遇するのはとても難しいといわれています。

【まとめ】世界一臭い花は世界一デカい花!

世界一大きいうえに世界一臭い花といわれている、ショクダイオオコンニャクとラフレシア。
その匂いも開花している姿もとても珍しいといわれていて、「幻の花」とも呼ばれているそうです。

一度は見てみたい気もしますが、その強烈な匂いはかぎたくないような・・・。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事