社会における永遠のテーマとも言える「教育」。職場や学校、家庭など、皆さんの日常においても様々な場面で議論されていることと思います。
そんな教育の在り方について、タレントの武井壮さんが言及。「生きる武器を手に入れに行く教育に変えるべき」という主張から始まる一連のツイートに、賛否両論様々な声が寄せられていました。
目次
教育についての持論を展開
こちらが武井さんのツイートです。途中から自身のこれまでの人生も振り返りつつ、教育に対する持論を展開しています。
社会でなく『教育』が良くない。学校での学習に『収入を高める技術や知識』が殆どない。大学や専門学校でも知識は教えても『収入を得る力』を与えられない。『つまらない授業』を『仕方なく受ける』教育から『生きる武器』を『手に入れに行く』教育に変えるべき時代だと思う。https://t.co/sntRP6Dk08
— 武井壮 (@sosotakei) 2019年10月21日
大学生や専門学校の学生さんたち、授業を『受けなきゃ行けない不必要なもの』だと思わず、選ぶ学科も履修する授業も自分が将来『豊かな暮らし』を手に入れるために必要な『武器』を得るために選んで受けるべき。卒業してもただ出席の為に授業出て、話も聞かず座ってるだけなら学位なんか意味はないよ。
— 武井壮 (@sosotakei) 2019年10月21日
卒業してなんとかいい会社に、と思うこともいいが、学びとった『武器』を生かしてまず社会で必要とされる自分の仕事を作る為にどうするべきか考えるべきだ。自分でスタートするより、魅力的で大きな事業を展開している会社があって、その会社に必要な能力を自分が手に入れているなら就職も有益かと思う
— 武井壮 (@sosotakei) 2019年10月21日
受け身ではなく、将来自分が豊かな暮らしを手に入れるために何が必要か?ということを考え、行動していくことが大事だと語っています。
また、下記の一連のツイートでは、自身の小中学校の頃から大学、芸能界と歩んできた道を振り返り、どの段階でも目的意識をもって努力をしてきたと述べています。
オレはスポーツを絡めて人生を作ろうと思っていたから小中学校で体育大学の教科書を読み切って、大学は体育ではなく法律とビジネスを学びたかったから法学部と商学部を修了して指導もできるよう教員免許も二つ取っておき、さらに全国大会優勝のタイトルを獲得しておく為に陸上部で技術と体力を磨いた
— 武井壮 (@sosotakei) 2019年10月21日
その後は芸能界も見据えていたので、テレビ番組で多く放送され、多くの金額が動くスポーツ『ゴルフ』『野球』を身に付けるために留学や選手活動、コーチングすることなどで知見を増やしてスポーツに見識のあるタレントになる準備をしつつプレーもしてスポーツの言語感覚を磨いた事が今に役立っている。
— 武井壮 (@sosotakei) 2019年10月21日
30代はそうした知識を使いプロスポーツ選手などの指導を担当して短い時間で必要な収入を得て、他の時間をタレントになるための『お喋り』の技術を手に入れるため芸人さん達と話す時間に割いた。全ての活動は今のビジネスに必要な時間であったし、偶然タレントになった訳でも優勝したわけでも無かった。
— 武井壮 (@sosotakei) 2019年10月21日
誰に教わった訳でも無いが、親のいない環境で育った事で他の子供達や、仲間よりも『幸せになりたい』と子供の頃から強く願って手に入れた力だった。 日本の教育は『与えられるもの』だという考え方が殆どだが『より良い人生』を手に入れるために『もぎ取りに行く』感覚が足りないと思う。
— 武井壮 (@sosotakei) 2019年10月21日
更に『自発的な経済活動をした事の無い教員』が多くて、学生が卒業後自発的な経済活動を行う事を前提に教育をできる人材が足りな過ぎる。『労働を提供して給与を得る』経験しか無いから『活動や商品、サービスをより高い価格に設定し取引をして満足を提供する』事を教える前提が無いことも一因かと思う
— 武井壮 (@sosotakei) 2019年10月21日
『学ぶ側』と『教える側』が社会で『より豊かに生きていく』事に注力できていないことが今の教育の一つの問題だと思う。カリキュラムにも改善点は多くあるとは思うけれど、そこにいる『人』が何のために学ぶのか、時間を使うのか。
『豊かに暮らすための武器を得る』
ための時間と内容も必要だと思う。— 武井壮 (@sosotakei) 2019年10月21日
こういう話すると必ず『金儲けだけ教えるのが教育じゃない』とか『現場は素晴らしい努力をしてますよ』という二極の反論が来るが、今ある日本的なその素晴らしい教育に、さらにビジネス的な観点を盛り込んで生徒の選択肢を増やせたらと考えてみたらどう?ビジネスを理解しても心は貧しくはならないよ。
— 武井壮 (@sosotakei) 2019年10月21日
現在の教育や教員について、武井さんの目で分析。「学ぶ側と教える側が、社会でより豊かに生きていく事に注力できていないことが、今の教育の一つの問題」と綴るなど、教育の問題点を指摘しています。
武井さんの持論に対しては、完全に同意という意見もある一方で、反対意見も多く見られました。
肯定派
こちらは、武井さんの意見に肯定的な反応を示すユーザーの声です。
日本の学校は反抗しない奴隷を作るためのカリキュラムばかり。
日本は時代に遅れている。— Galaxy?日菜ちゃんにゾンビにされてるんっ♪てきた♪ (@Galaxy18017) 2019年10月21日
武井さんのツィートに全面同意。ブラック企業に入ってから効率悪く働きながら社会人学習するんじゃなくて、本来は一番環境と吸収の良い、学習効率がいい学生時代に何かしら武器を持たせる教育をすべきなのに、現役時代に無駄な教育が多いと思います。
— 綾乃@プーケット行きたい (@ayanocaboom) 2019年10月21日
「収入を高める技術や知識」とまでは言わないが、自己を埋没させるこの国の教育は子供たちから主体性を奪っているのは確かだと思う。自分で決断し行動するということの大切さを軽んじている。そういう意味で、後半には大いに同意したい。
— St.ヤまネコ (@totototten) 2019年10月21日
様々な異論も
こちらは、武井さんの意見に対しての反論や異論です。
大学は学問をする場所です。職業訓練を欲するならべつのところに行くべきです。
— 来瀬 (@melancholyAF) 2019年10月21日
学問ってそのようなものなのでしょうか?
そういう事って家庭での教育がなすべきなんじゃないでしょうか?— くまきち (@kumakitithe2nd) 2019年10月21日
自分の反省を込めての話ですが。。。
"教育"が悪いわけではないと思います。"学ぶ側"の問題です。
同じ授業を受けていても、学ぶ側に能動的な学習意欲や知り得たものの更に奥にあるものを追求探求心、好奇心、学習を持続する努力があれば、自ずと"武器"は身に付いてゆきます。— ?か?め?/ガラパゴス行きたい❤ (@fkoh1667) 2019年10月21日
なんでもかんでも『教育』に押し付けすぎでは?たしかに教育は人の生きる術を育む場所であるべきですが、同時に学問を究める場所でもあるはずです。研究なくしては今の豊かな生活はないですし。
社会問題は一部の責任に転嫁するのではなく、(もちろん行政主体になりつつも)社会全体が責任を取るべき。
— n∞bのイーヨーさん (@GamingEeyore) 2019年10月21日
「大学は学問をする場所。職業訓練は別のところでするべき」「家庭で教育すべきでは?」「責任は教育だけではない」という声など、実に様々な意見が寄せられていました。
教育について議論するきっかけに
「教育」という壮大なテーマであるがゆえ、意見は様々あるかと思います。教育する側にも教育を受ける側にも課題はあると思いますし、そこに「学校」と「家庭」という括りも入ってくると、より話は深く複雑になりますね。
教育とはこうあるべきと一概には言えない部分も多いと思いますが、武井さんの今回のツイートにより、教育について多くの人が議論するきっかけになっていることは間違いありません。皆さんはどう思われますか?
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出典:Twitter(@sosotakei)