名曲の歌詞にも出てくる「ピテカントロプス」って何?今ではもう使わない言葉らしい

1990年にリリースされた「たま」のデビューシングル「さよなら人類」の一節に登場する「ピテカントロプス」。
当時はNHK紅白歌合戦にも出演し人気を博した曲ですが、その歌詞に出てくる「ピテカントロプス」とはいったいなんのことなのでしょうか。

そこでここでは、謎ワード「ピテカントロプス」について見ていきましょう。

ピテカントロプスといえば

 

「ピテカントロプス」といえば・・・、やはり真っ先に思い浮かぶのが「さよなら人類」ですよね。

この曲をヒットさせた「たま」というバンドは、当時若手バンドの登竜門的番組、TBS系列の音楽番組「平成名物TV・三宅裕司のいかすバンド天国」で14代目イカ天キングになったバンドです。
そして、メジャーデビュー第一弾として発表されたシングルが「さよなら人類」でした。
ちなみにこの曲は累計売上約60万枚というヒット曲となりました。

さて、そんな「さよなら人類」の歌詞に出てくる特徴的な言葉「ピテカントロプス」とは、一体なんなのでしょうか。

ピテカントロプスって何?

 

「ピテカントロプス」は、ザックリ言うと原始人のことです。
1891年〜1900年にオランダのE.デュボアがジャワ島で発見した初期人類の化石遺残で、ジャワ原人とも言われることがあります。

その正式名称は「ピテカントロプス・エレクトゥス」といいますが、現在では「ホモ・エレクトス」という名前で呼ばれており、ホモ属(ヒト属)に分類されます。

ピテカントロプスの語源

 

「ピテカントロプス」の語源は、ギリシア語で猿を表すピテコス(pithekos)と、人を表すアントロポス(anthropos)で、それらを合成して「直立猿人」という意味でつけられました。

最初はドイツの生物学者E.ヘッケルが、いつか発見されるであろう人類の祖先の呼名として提唱したんだとか。
そしてオランダの解剖学者E.デュボアが発見したことで、ジャワ原人ともいわれるようになる初期人類の呼名として採用されました。

ピテカントロプスで年代がばれる?

 

前述したように「ピテカントロプス」という名は現在あまり使われておらず、「ホモ・エレクトゥス」と呼ばれております。

ちなみに「さよなら人類」がリリースされたのは1990年。
現在「ピテカントロプス」という言葉を使っていると、年代がバレますのでご注意を!・・・あ、余計なお世話でしたね。

まとめ

たまのデビューシングル「さよなら人類」の歌詞にも登場する言葉「ピテカントロプス」は、現在はホモ・エレクトゥスと呼ばれることが多い初期人類のことを指します。
日本では、ジャワ原人なんて呼ばれ方がされることもあります。

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