世界一高価なスパイスはサフラン?その驚きの値段とは!?

2019.11.3


サフランをお料理に使ったことがありますか?スパイスを取り揃えて本格的な調理をしている方なら、スパイス棚に1本、サフランの瓶もあるかもしれませんね。でも初めてサフランを買うと、その値段に少し驚いてしまうかも!

サフランはどのくらい価格が高いのか、どうして高級スパイスと言われるのか、サフラン事情を調査します。



サフランとは?


サフランは秋に咲くクロッカスの一種で、めしべの部分がハーブやスパイスになります。古い歴史を持つ花で、旧約聖書にも記述されていたり、かのクレオパトラがサフランを入れた馬乳のお風呂に入っていたなどという伝説もあるほどです。

そんなサフランはお料理に鮮やかな黄色とほのかで上品な香りをつけるスパイスとして、魚介料理やお茶、お酒などに重宝されています。
 



世界一高価なスパイス


サフランの値段はいくらくらい?


サフランは世界一高価なスパイスとしても知られていて、高いものでは1gで1,600円くらいします。といっても、普段サフランを使い慣れていないと、それがどのくらいの量なのかわかりづらいですよね。

よくサフランを使ったお料理のレシピには、サフランひとつまみ、とかサフラン適量と書かれていますが、ひとつまみはおよそ40~50本分で0.1gくらいになります。お米のレシピだと、2合のお米にこのくらいの量を使います。2合分のサフランライスやピラフに使うと、1回160円くらいになる計算ですね。

他のスパイスと比較すると


ではサフランがどのくらい高いのか、他のスパイスとも比較してみましょう。有名な大手食品メーカーのサフランは、一瓶0.4g入りで定価が615円です。同じシリーズの他のスパイスは、概ね200円前後、高くても300円は超えません。そうか~、他よりも3倍くらい高いのね、と思ってよく見てみると・・・なんと他のスパイスは容量が1ケタ違うんです!

一瓶に5gとか10g以上入っているものもあります。例えば私たちに馴染み深いシナモンは、8g入りで297円。0.1gの価格で比べると、シナモンが0.4円くらいなのに対して、サフランは153円です。これは凄い!いかにサフランが高価なスパイスなのか、よくわかりますね。

サフランが高価な理由


ではどうしてサフランはそんなに値段が高いのでしょう。それには次のような理由があります。

すべてが手作業で作られるから


サフランの花は1年に1回しか開花しないうえに、2週間程度でしおれてしまいます。開花しているうちに、一つ一つ人の手でめしべを摘み取らなければならず、人件費がかなりかかります。1gのサフランを作るためには、150~160個の花が必要になり、摘み取ったあとは風通しの良い場所で陰干しをして乾燥させます。室内での乾燥となるため、場所も確保しなければなりません。

栽培に手間がかかるから


サフランとなるクロッカスは、野生では育たない特殊な種で、人間が手をかけなければ繁殖できません。日当たりと水はけが良い場所で、毎日丁寧に手間をかけながら育てる必要があります。日本でも栽培されていましたが、人手不足などで減産し、現在では大分県竹田市でしか国産のサフランは作られていません。

薬としても役立てられてきたサフラン


サフランはお料理に使うだけでなく、昔から薬としても効能が認められ、特に婦人科系の症状である更年期障害や月経困難、月経過多、無月経などの改善に役立てられてきました。

また鎮痛、鎮静、血行改善、ストレスの緩和などの効果があるとされ、頭痛、生理痛、めまい、咳、リューマチ、うつ病などの治療に用いられ、血行促進効果があることから冷え性や風邪にも効くと言われています。現在でも医薬品の成分として使用されています。

パエリアやピラフに欠かせない

 
パエリアやブイヤベース、ピラフなどの地中海料理には欠かせないサフランは、主にキレイな黄色の色をつけるために使われます。強い味や匂いはありませんが、エキゾチックなほのかな香りでお料理に風味を出します。

着色効果がとても高い色素成分を持つので、ほんの少量でも鮮やかで美しい黄色に仕上げてくれます。魚介類やご飯料理の他、お茶やお酒、スイーツに入れて楽しむ人もいます。

同じく色付けに使うターメリックとの違い


仕上がりは同じように鮮やか


お料理に鮮やかな黄色い色をつけるスパイスにはターメリックもありますが、サフランとターメリックでは向いているお料理や使い方に違いがあります。特性に合わせて使い分けができるように、頭に入れておくといいですね。

色素の成分が違う


サフランにはクロシンという色素成分が含まれています。クロシンは水溶性なので、使う前に水やぬるま湯に浸して色を出します。調理にはその水を入れて使いますが、色出ししたあとのサフランも一緒に入れて食べられます。

ターメリックにはクルクミンという油溶性の色素成分が含まれています。油やバターなどと一緒に使うと溶けやすく、よりキレイな色が出やすくなります。

色だけなら安価なターメリック


黄色い色だけが目的なら、ターメリックの方が断然安いので使いたくはなりますが、サフランとターメリックの決定的な違いはその香りです。香りはお料理の出来上がりに大きく影響するので、やはり作るものによって選ぶのが大切ですね。

まとめ


パエリアやブイヤベースをぐっと本格的に仕上げてくれるサフランは、すべて人の手によって作られていると知って、高価なことにも納得です。でも高価と言っても一度に使う量はほんの少しですから、手間をかけて大切に作りたいお料理に上手に使っていきたいですね。

また冷え性や生理痛に悩む女性は、サフランティーを飲むのも良さそうです。ただし妊娠中や授乳中の女性には副作用が強く出る危険があるので、避けるようにしてくださいね。

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