キリンの種類は4種って知ってる?1種だと思われていたが近年4種だと判明!

2019.11.14


みんな大好きキリン……とは言われるのですが、みなさんはキリンのことをどれくらい知っているでしょうか?

首が長くておっとりした顔をしていて、手足が細くて長いことくらいでしょうか。実はそれくらいキリンについてはメジャーすぎて、あまり研究が進んでこなかった歴史があります。

しかし、近年の研究によってその種類にも違いがあることがわかってきたのだとか!



キリンは1種だと考えられていた


もともとキリンは1種だと考えられてきました。それもそのはず、キリンの見た目は似たようなものが多く、そもそも研究自体が進んでいなかったため、1種だと勝手に決めつけていたのです。

1種9亜種だと思われていた


研究がまったくされていなかったというわけではなく、時折出る論文によって考えられていたのはキリンが1種で9亜種あるということ。亜種というのは種とは違うので、原則としては1種のみということになります。

種と亜種の違い


キリンは生息域で種と亜種が分かれていると考えられており、1種の中に9亜種がいると考えられてきました。種は分類する際の基本単位で、いわばオリジナルに近いもの。亜種はそのオリジナルをさらに細分化したものに近いです。

大カテゴリがあって、そこに小カテゴリがあるイメージだとわかりやすいかもしれません。ただ、厳密に種という存在があるわけではなく、研究によって区分も違ってきます。

ではなぜ種と亜種を区別するのかというと、これは野生動物の地域個体群の保護という観点では重要だからです。




最近4種だと判明


最近の研究によって、キリンは実は4種ほどいると判明しています。素人が見れば同じものに見えるのですが、DNA的にはかなり違ってくるのだとか……!

DNA鑑定で4種と判明


ある研究のDNA鑑定によると、キリンはアフリカ大陸に4種類いると考えられています。その種類はキタキリンとミナミキリン、アミメキリン、マサイキリンの4種類で、DNA的に明確な違いがあると判明しています。

人間でも居住する地域によって性質が変わることがありますが、人間という種自体は変わることはありません。しかし、キリンはその種自体がDNA的に違っているとわかってきたのです。

種の違いはホッキョクグマとヒグマくらい違う


DNA的には大きく違っていおり、研究者曰くホッキョクグマとヒグマくらいに違うとのこと。姿形をイメージしてもらえるとわかるのですが、かなり大きな違いであることは間違いないですよね。

異種間の交配はない!


これまで異種間同士で交配された証拠が見つからなかったのも、キリンの種類を区別する上で大きな発見となりました。キリンは同じ種類で群れを形成するため、基本的に異種間の交配はありません。

メジャーすぎて見落とされていた?


キリンと言えば動物園の人気者。世界共通でキリンの姿形は知られていたものの、逆にメジャーすぎて研究の対象となることが少なかったと言われています。

誰もが知る動物であまり研究されていなかった


科学的に興味を持たれない生き物だったこともあって、論文が世界でも400本ほどしかありません。他の動物は何千何万という論文が出ているのですが、キリンは世界でもたったの数百本だけです。

つまり、誰もが知る動物だからこそあまり研究されていなかったのです。これはキリンにとってもちょっと悲しい話ではないでしょうか?笑

実は絶滅危機だった!


キリンはアフリカにいることがわかっているものの、実はその数は年々かなり減少しています。これをある研究者は静かな絶滅と表現しており、誰にも気づかれない間にその数が極端に減ってしまったことがわかっています。

生息地の破壊はもちろん、干ばつや密漁によってここ数十年で全体の60%~80%も減ったと考えられているのです。そのため、近年ではキリン保護の観点から研究が進められています。

種間の生息数を改めたら……


種間の生息数を改めたところ、アミメキリンは9000頭以下でキタキリンは5000頭以下とかなり数が少ないことがわかっています。これは世界で見ても急激な減少と言えるでしょう。

実際に野生動物のレッドリスト入りも検討されているなど、日本人が知らないところでキリンの減少が止まりません。いずれ動物園で見られることもなくなるかもしれません……それは避けなくてはなりません!

4種であることが判明し保護活動に拍車


キリンの種類が4種いるとの研究がわかったことで、それぞれの種ごとの数もおおよそ予測できるようになってきました。それによって、保護活動も本格化されています。

研究結果でスポットが当たった


メジャーすぎて注目されていなかったが、静かに絶滅への道を歩んでいたキリンに光明が差したと言っても過言ではありません。より細かな研究が進めば、新たな発見もあるかもしれません。

それほど、実はキリンについては生態などもまだはっきりとわかっていないところもあります。この種の研究結果によってスポットが当たったことで、よりキリンの減少が食い止められることを祈りたいです。

まとめ


日本であれば動物園などに行けば必ずと言って良いほど出会えるのが、キリンという動物です。今まで研究が進まなかったことによって保護活動も曖昧でしたが、今後はより加速するはず。

動物界でも唯一のシルエットを持つこの動物は、みんなで守っていくことが必要ですね。

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