普段使えるとかっこいいことわざ!今日からあなたもことわざの魔術師に!

昔から私たちの生活に根付いていることわざは、人生の大切な場面で役立つものです。でもことわざの意味を正しく理解して使えているか、使いたいときにすぐにその場に適したことわざがすぐ出てくるかというと、多少ならずとも不安になってくるものですよね。

そこで今回は覚えておくといざというときに使える、かっこいいことわざを厳選してご紹介します。

定番のことわざ

社会生活で良く耳にする、定番のことわざから、特にお馴染みのものを選んでいます。とりあえず意味はちゃんと覚えて、正しく使えるようにしたいことわざばかりですよ。

普段使えることわざ

虎穴に入らずんば虎子を得ず

危険な虎の穴に入らずに虎の子を得ることはできない、つまり虎の穴に入るくらいの危険を冒さなければ、大きな成功を得ることはできないということのたとえです。

灯台下暗し

灯台というのは海に立つ灯台のことではなく、油の入ったお皿に芯を浸して火をともす燭台のことです。周囲は明るく照らすけれど、真下は影になって暗いことから、あまり身近なことだとかえって気がつかないという意味です。

言わぬが花

言葉にしてしまっては身も蓋もない、言わないところに味があるという意味です。わかっていても口にしないくらいが粋だし、なんでも口にするのは野暮なことだと心得ていたいものですね。

失敗した時に使えることわざ

終わり良ければすべて良し

途中で紆余曲折はあったものの、結果的にはうまく行ったときに使う言葉。結末が良ければそこまでの失敗や苦労は取るに足らないこと、水に流されるということで、結果がよければ何をしても良いという意味ではありません。

河童の川流れ

泳ぎの上手な河童でも、油断をすると川に流されてしまうという意味で、どんな達人や名人であっても時には失敗をすることもあるという意味です。どんなに得意なことであっても、油断はするなという教訓として使われることもあります。

失敗は成功の基

  
失敗も原因を追求して改善したり、欠点を見つけて修正していくことで成功に近づけるという意味。失敗してもそのまま何の努力もしなければ成功の基にはならないので、改善がなければまた同じ失敗を繰り返すよという戒めの意味もあります。

相手を励ますことわざ

勝つも負けるも時の運

勝負に勝つのも負けるのもその時々の運によるという意味で、勝負は実力だけで決まるものではないという教えです。主に負けた人に向かって励ます意味で使うことわざです。

苦あれば楽あり楽あれば苦あり

人生は苦しいことばかりも楽しいことばかりも続かない、苦楽相伴うものだということ。苦しいことのあとには楽しいことがあり、楽しいことが続けば苦労もある、今苦労していても、必ず報われるときが来るよと逆境にいる人を励ますときに使うことばです。

塞翁が馬

中国の故事から来たことばで、人間万事塞翁が馬とも言います。そのときは不幸だと思った事でも、あとになってみるとそのおかげで実は助かったということもあり、人生の幸不幸は一概には決められないものだ、という意味のことわざです。

あまり知られていないことわざ

漢字や言葉の意味が難しくて、ちょっと見ただけでは意味がわからないことわざだと、あまり普段は使わないものですね。でもあまり知られていないことわざの中にも、覚えておくといざというとき役立つものがたくさんありますよ。

普段使えることわざ

Adversity makes a man wise.

逆境は人を賢明にする、艱難汝を玉にす、という意味です。「若いうちの苦労は買ってでもしろ」、という言葉もあります。苦労をするほど人は成長をするものなので、正しい方向での苦労はしないよりはした方が、人間として成長できると捉えるといいでしょう。

破鏡再び照らさず(はきょうふたたびてらさず)

割れてしまった鏡は再び物を映すことはない、覆水盆に返らずと同じ意味です。「落花枝に帰らず破鏡再び照らさず」とも言い、散った花は枝には戻らず、壊れた鏡は物を映さない、ということから、心が離れた夫婦は元には戻れない、死んでしまった人は二度とこの世に帰ってこないというを指します。

門前雀羅を張る(もんぜんじゃくらをはる)

門の前で雀が群れ遊び、網を張って捕まえられるほど閑散としたありさまを表した言葉で、訪れる人もなくひっそりと寂れているという意味です。

失敗した時に使えることわざ

千丈の堤も螻蟻の穴を以て潰ゆ(せんじょうのつつみもろうぎのけつをもってついゆ)

千丈(丈=約3.03mの1000倍)もある堅固な堤でも、アリが開けた小さな穴のせいで崩れることがあるという意味から、ちょっとした油断が元で大事にいたることをたとえている言葉です。

ぽつぽつ三年波八年

日本画を描けるようになるまでには、ぽつぽつした苔でも3年、波になると8年も修行しなければならないという意味。何事も一人前になるにはそれだけ長い年月がかかるというたとえです。

捲土重来(けんどちょうらい)

巻き起こる土煙が再びやってくるということで、一度戦いに破れた者が、勢いを取り戻して攻め込んでくるというたとえ。ピンチから巻き返す、失敗しても再び盛り返すというポジティブな意味のことわざです。

相手を励ますことわざ

一寸延びれば尋延びる(いっすんのびればひろのびる)

差し当たっての困難や苦労をなんとか耐えてしのいでいれば、そのうち道が開けてラクになれるという意味です。今現在苦労に苦しんでいる人がいれば、この先には希望があるよとかけてあげたい言葉です。

陽気発する処金石も亦透る(ようきはっするところきんせきもまたとおる)

「陽気の発する処金石も亦透る。精神一到何事か成らざらん」という朱子語録にある言葉で、後半の方が有名かもしれません。精神を集中すれば、いかなる困難なことでも成し遂げることができるという意味の言葉です。

禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)

幸福と不幸はまるでより合わせた縄のように表裏一体で、交互にやってくるものだという意味です。今は苦しくてもそのうち幸福がやってくるよと、不幸や困難に見舞われている人を励ますときに使いたいことわざです。

まとめ

いかがでしたか? よく知っていることわざも、初めて聞くことわざもあったのではないでしょうか?

昔はこうしたことわざを戒めとして、年長者が教えてくれたりもしたのでしょうね。最近は使う人も場面も少なくなっているような気がしますが、ふとした時や苦しいとき、困ったときなどに思い出して、自分を奮い立たせたり省みたりするのも悪くないですよね。

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