
皆さんはツノトカゲという動物をご存知ですか?あまり聞きなれない名前の生き物ですが、実はとても面白い生態を持っているんです。
目からビームを出す?ペットとしても可愛がられている?不思議な生態を持つツノトカゲについて詳しく解説します!
聞きなれない動物ツノトカゲとは?
出典:Wikipedia
まずはツノトカゲの基礎知識をお勉強しましょう。
ツノトカゲの生息地域は?
アメリカのアリゾナなど、広大な土地に生息しているツノトカゲ。砂や砂礫などがベースとなる、砂漠や荒野に生息している生き物です。
サバクツノトカゲが有名
ツノトカゲの仲間の中でも特に有名なのが、サバクツノトカゲ。住んでる地域そのまんまの名前ですが、イグアナの仲間でもあり、危険を感じた時には体を平たくして砂漠に溶け込むようにして天敵をやり過ごします。
ツノトカゲの生態とは?
ツノトカゲの体長は大体10㎝前後。体は扁平で、砂漠や荒野を昼間行動します。危険にさらされた際には口を大きく開けて相手に噛みつき、威嚇することもあります。
雑食で、おもな主食はアリなど。植物を食べることもあります。
ツノトカゲの代名詞“目から血液ビーム”
野性味あふれるツノトカゲですが、その代名詞と言えば“目から血液ビーム”!
天敵のオオカミなどにビュッ!
ツノトカゲの仲間は危険を感じた時、自分の目から血液をビームのように噴射することができるんです。ツノトカゲの仲間の血液には天敵であるオオカミや犬の仲間が嫌う成分が含まれており、なんと1回の射出で体内の血液の1/3も放出することができるのだとか。血液ビームが飛ぶ距離はなんと最大1m!
すごいインパクトのツノトカゲの必殺技ですが、これは最終手段の防御方法なのだそうです。頻繁には使用せず、最終手段を繰り出す前にはまず擬態でやり過ごすそうです。
ペットとして飼育されることも
基本的には大人しいツノトカゲは、ペットとして飼育されることもあります。
日本にも輸入されているが……
ツノトカゲはペットとして日本にも輸入されていますが、飼育にとても手間がかかることでも知られています。
ツノトカゲの飼育は難しい!
ツノトカゲの飼育には遠赤外線ヒーターや保温用の電球などが必要になり、常に霧吹きやスポイトなどを使って水分補給をさせてあげなければいけないなどとても手間がかかるんです。
そのため、日本国内では長期の飼育例や飼育下での繁殖の例はとても少ないとされています。
【まとめ】面白生物ツノトカゲの生態!
不思議な生態を持つツノトカゲ。血液ビームは最終奥義のようですが、一度見てみたいですね!
また、他にも動物の雑学をご紹介した記事がありますので、気になるものがあったらぜひ読んでみてください。
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出典:Wikipedia(サバクツノトカゲ)