大きなあくびをすると、それに合わせて涙が出てくることがありますよね。
なんだか泣いてしまったみたいで、指摘されるとちょっと恥ずかしくもなります。
ここでは、そんなあくびと涙の意外な関係について見ていきましょう。
目次
そもそもあくびとは?
まず最初に、あくびにはどのような役割があるのかを見ていきましょう。
人以外にも生物が行う行為
あくびは、眠たい時などに無意識のうちに大きく口を開けて息を吸い込む呼吸動作です。
あくびは人間だけでなく、哺乳類や爬虫類、鳥類などの生物全般が行う行為だとされています。
あくびの役割とは?
あくびが出る原理はわかっており、あくびをすることで浅くなった呼吸を深くしたり内耳の圧力を外気と調節したりなどの役割があると考えられています。
しかし、決定的な生物学的意義はいまだに不明だとされています。
なぜあくびで涙が出るの?
大きなあくびをすると出てくる涙ですが、その原因は意外なものでした。
目の周りの筋肉が涙を絞り出すから!
あくびをすると涙が出るのは、目の周りの筋肉が動くことによって目と鼻の間にある涙を溜める役割を持つ「涙のう」という部位がぎゅっと押さえつけられるためだとされています。
目尻の上にある涙腺から常に出ている涙ですが、普段は涙のうに一定の量溜まった後、鼻の方へ流れていってしまうので、目から涙があふれることはないそうです。
しかしあくびをすると顔の筋肉が大きく動くため、涙のうから涙があふれ出てしまうみたいです。
人間の身体って不思議ですね!
あくびを止める方法
会議中や面接中など、肝心なところで出てきてしまうあくび。
あくびを停めるにはどのような方法があるのでしょうか?
基本的には十分な睡眠が必要
基本的には、あくびは眠い時に出るもの。
十分な睡眠が足りていないと、あくびが止まらないということも多くなります。
慢性的なあくびを止めたいなら、十分な睡眠は必要不可欠です。
裏ワザ的な方法
一時的にあくびを止める裏ワザには、上唇を舌で舐めるといった方法があります。
上唇の裏を舌先で軽く舐めるだけでも止まるので、周囲の人にバレにくいのがメリットです。
さらに、前歯の裏を舌で押す、鼻から思い切り息を吸って酸素を取り込む、舌を軽く噛むなどの方法もあります。
口の周りに刺激を与えたり、酸素を体内に取り入れることであくびを止めることが可能だと考えられていますが、実際の効果は微妙なところです。
あくびがうつるってホント?
誰かと一緒にいる時にあくびが出ると、相手にうつることってありますよね。
あれってなぜなんでしょう?
相手に興味がある場合にうつりやすいらしい
あくびが他人にうつる原因は、科学的には証明されていません。
現段階での研究結果としては、あくびしている相手に対して感情的な共感を抱いている場合にあくびがうつりやすいそうです。
つまり、相手に興味や関心、共感があるとうつりやすくなるそうです。
【まとめ】なぜあくびで涙が出るの?
あくびをした際に涙が出るのは、目の周りの筋肉の動きによるもの。
さらに、あくびがうつるのは相手に興味や関心があるからなのだそうです。