青い花畑が美しい春の花「ネモフィラ」、その花言葉は?実は黒い花も咲かせるネモフィラもあるんだとか!!

天国を思わせるブルーの空間を作るネモフィラの花畑。
近年では、その花畑が観光地としても人気の有名な公園が日本各地にあることから知名度の高くなった植物です。

ここでは、でも、どんな花なのかと聞かれればわからない。そこでここではそんなネモフィラとはどういう花なのかはもちろん、花言葉や逸話についてもご紹介します!

「ネモフィラ」とは

 

ネモフィラは開花する時期が限られている美しい一年草。
その美しい色合いが、近年では非常に人気を高めています。

「ネモフィラ」の特徴

スタンダードなネモフィラは、かわいらしい青白い花を咲かせます。
その色合いは優しさに満ちた姿となっています。
海外では、赤ちゃんの青い瞳にちなんでベイビーブルーアイズと呼ばれています。

ネモフィラは、品種改良されたことで色のバリエーションが豊富で、青以外にも綺麗な色で咲き誇ります。
青い花を咲かせるネモフィラメンジーシー(インシグニスブルー)や白い花に紫の斑点が特徴のネモフィラマクラタ、中心が紫で先が白いネモフィラペニーブラックなどその品種自体も豊富です。

「ネモフィラ」の原産

ネモフィラは北米大陸を原産とし、アメリカやカナダ、メキシコに分布しています。
日本でも管理の仕方によっては育てることができることもあり、公園などに植えられていることもあります。

「ネモフィラ」の開花時期

ネモフィラの開花時期は4月~5月の春のみ。
この時期になると、晴れた日には青く澄んだ空とのコラボレーションして、すべてを青く染めたかのような光景が見られる観光地となっている公園もあります。

ネモフィラの花言葉

 

ネモフィラは森林の日向に自生する姿が特徴的ということもあり、その姿に由来する花言葉が多くあります。
ここからは、そんなネモフィラの花言葉について見ていきましょう。

全体的な花言葉

ネモフィラには、日本では「成功」「可憐」「あなたを許す」といった花言葉があります。
西洋でも「成功」という花言葉が用意されています。

これらの花言葉の多くは、ネモフィラの愛らしい花姿が由来となっているとされています。
確かにその綺麗な花を見ていると前向きになれそうですもんね!

色別の花言葉

ネモフィラの花というと青がメジャーですが、その他の色も咲かせます。
そして、それぞれの色によって異なる花言葉がありんです。

黒いネモフィラの花言葉

黒いネモフィラには「愛国心」や「尊厳」という花言葉があります。
重さを感じさせる強い自信や信念のイメージです。

白いネモフィラの花言葉

白いネモフィラの花言葉は「成功」。
これは日本でも海外でも同様です。

何かを新しいことにチャレンジする人に贈るのに最適です。

青いネモフィラは「清々しい心」という花言葉が。
開放感が溢れて心がスッキリするイメージを持っています。

確かに一面青いネモフィラが咲いている花畑を見ると、心が浄化されるような気になりますね!

神話を由来とするネモフィラの花言葉

 

ネモフィラの花言葉はその花姿が由来となっているものが多いですが、「あなたを許す」はギリシア神話を由来とする花言葉です。
そこには切なくも温かい物語がありました・・・。

美しすぎる女性ネモフィラの物語

ギリシア神話に、ネモフィラという美しい女性が登場します。
この美しいネモフィラにある男性が一目惚れし、2人は激しい恋に落ちました。

男性はネモフィラに対して「すべてを失ってでも結婚したい」と強く願っていました。
そして、その願いは叶い2人は結ばれ結婚することができました。

しかし、男性が叶えたのは結婚だけではなかったのです。
なんと、すべて失うということまで叶ってしまいました。
つまり、ネモフィラと結婚した日の夜、男性は息を引き取ってしまったのです。

深い悲しみに暮れたネモフィラは、愛する男性に再び会いたいと強く願い、死者の国である冥界の門の前まで足を運びました。
しかし、その門をくぐり冥界に入れるのは死者のみ。
生きているネモフィラにはどうにもできません。
そのため、冥界の門の前で茫然自失としていました。

その姿を見た神は、気の毒に思いネモフィラを一輪の花へと変えました。
それが、ネモフィラの花だとされています。

深い愛と悲しみを感じるこの物語ですが、ネモフィラの原産地は北米大陸。
ギリシア神話の時代にヨーロッパで発見されていない大陸ですので、ネモフィラもまだヨーロッパに伝わっていません。
そのため、神話に登場するのは違う花のことともされています。

国営ひたち海浜公園

提供:国営ひたち海浜公園

 

ネモフィラで日本で一番有名と言っても過言ではないのが、国営ひたち海浜公園。
ここは天国のような美しさから、世界中の観光客が集まる一大観光地となっています。

国営ひたち海浜公園 
茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4 
公式サイト:https://hitachikaihin.jp

 

一面のネモフィラが有名に

提供:国営ひたち海浜公園

 

四季折々の花々が植えられている国営ひたち海浜公園では、毎年春になると一面のネモフィラが咲きます。
開園面積約215haという広大な敷地に広がるネモフィラの青い絨毯は、国内外から訪れる観光客を魅了する絶景スポット。

春にはネモフィラだけではなく、スイセンやチューリップも咲きますし、初夏にはポピーやバラ、夏にはジニアやヒマワリも咲きます。
さらに秋になるとコキアやコスモス、冬にはアイスチューリップなどなど。

一年を通して楽しめる花々の楽園と言えますね。

まとめ

ネモフィラは多くの人に愛される美しい花です。
その花言葉も前向きに慣れるようなものが多いです。

青い花が有名ですが、実は品種改良もされており様々な色の花を咲かせますよ。

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