いつ見ても時刻が正確な電波時計やスマホの時計。とても便利ですが、海外に行った時などは狂ってしまわないのでしょうか?
海外旅行に初めて行く時などに知っておきたい、電波時計やスマホの時計の基本の仕組みと海外に行く時に注意したいことを解説します!
目次
電波時計とは?
まず最初に、意外と知らない電波時計の仕組みをお勉強していきましょう。
電波時計の仕組み
電波時計は、「標準電波」という電波を受信して自動的に時刻を修正する機能を持つ時計を指します。
「標準電波」とは、独立行政法人・情報通信研究機構が管理している日本の標準時の電波です。これは日本にある2つの送信所から送信されており、日本中全国をカバーしています。
標準電波はほぼ24時間発信されていて、電波時計はこれを1日1回決められた時間に自動受信することで常に正確な時刻を保持することができるんです。
日本用と海外対応の2種類
電波時計には、日本国内用と海外でも対応できるものの2種類があります。
国内用の電波時計は海外では自力で時間を合わせる必要がありますが、海外対応の電波時計なら海外の標準電波も受信して時刻を合わせてくれます。
スマホの時計機能は?
毎日当たり前のように使っているスマホの時計機能。「スマホがあるから時計は要らない」という方も少なくないかと思いますが、その仕組みはどうなっているのでしょうか?
時刻合わせにネットを使う
スマホの時計機能は、インターネットを使って時刻を同期しているんです。
PCなどでも用いられているNTPサーバーや、モバイル回線の場合はNITZ(Network Identity and Time Zone)という仕組みを利用して自動的に時刻を合わせているのだそうです。
海外に行ったときは?
とても便利な電波時計やスマホの時計機能。ですが、海外に行った時にはどのようにして時刻を合わせればよいのでしょうか?
電波時計の場合
電波時計の場合は、お手持ちの時計の仕様によって方法が変わります。
海外対応の電波時計なら自動で海外電波を拾って調整してくれますが、そうでない場合は自分で合わせる必要があるので、説明書などを必ず参照するようにしましょう。
スマホの場合
スマホの時計機能の場合は、海外に行った際には基本的にネット回線に接続されたタイミングで自動的に調整されます。その際、GPS情報などを基に現地時刻に合わせることになるので、現在位置情報はONにしておきましょう。
また、お手持ちのスマホの設定によっては自動で調整される設定になっていない場合もあります。その場合は手動で調整を行うようにしましょう。
アプリの活用も便利
スマホの時計機能をいちいち設定し直すのが面倒な場合は、アプリの活用もおすすめです。
世界的に人気なのが、「世界時計」というアプリ。旅行先の国を登録しておけば、その国の時刻を簡単に確認することができます。何度も設定し直す必要もなく、一度登録すればどこの国の時間でも確認できるので便利!
基本海外では機内モードで
海外でスマホの時計機能を調整する場合、思わぬところでパケット通信を行ってしまい海外利用の契約をしていないと場合は高額請求になってしまう可能性があります。
海外でスマホを使用する場合は、機内モードでWi-Fi接続での利用が無難でしょう。
【まとめ】電波時計・スマホ時計を海外で使うには?
電波時計やスマホの時計機能の仕組み、意外と知らないものですね!海外でも使うことができますが、使い方は注意が必要なようです。海外旅行の際には気をつけて利用しましょう!