みなさんは世界一美味しい食べ物と聞いて、何を思い浮かべますか？
日本にはお寿司や刺身、ラーメンなどなど美食が溢れていて、A級グルメからB級グルメが揃っています。家庭でもカレーやすき焼きなど、美味しいものを食べようと思えばいくらでも食べることができますよね。
でも、実は世界一美味しい食べ物として認定された料理の中に意外な料理がランクインしています。その名もルンダン！
目次
謎の美食「ルンダン」
出典：Wikipedia
2017年にCNNが発表した世界の料理ベスト50の第一位に選ばれたのがルンダン！
ルンダンとはそもそもどういう料理なのでしょうか。名前すらも聞いたことがないという人がほとんどかもしれません。そこで、ここからはまずルンダンとはそもそもどういうものなのかを解説します。
ちなみに、その時のランキングでは日本料理もランクインしており、3位に寿司が入っています。
インドネシアの郷土料理
ルンダンとはインドネシアを代表する郷土料理のことです。様々なスパイスが使われる肉料理で、日本のすき焼きやカレーのような定番の存在となっています。
基本的には特別なご馳走で、各家庭の味があるのが特徴、映画やドラマのように表現すれば「やっぱ母ちゃんのルンダンが一番うまいわぁ」と実家に帰る度に食べたくなる味のような家庭料理と言えるでしょう。
牛肉などの塊肉とココナッツミルク、香辛料を長時間に混むため、作るのに手間がかかるため、その家庭ごとの特色が出る料理です。ちなみに、インドネシアではオリジナルレシピを持つ家庭もありますね。
家庭ごとに使う香辛料が違うのはもちろん、使う肉も違ってきます。これについては後述しますが、肉が変わるだけでも大きく違ってくるんですよね。郷土料理らしさもありながら、時代に合わせて進化してきた料理ということもあって、インドネシアを訪れる際には一度は食べてもらいたい料理です。
保存食になる
ルンダンは煮込み汁がなくなるまで煮込むということもあって、かなり濃い味付けの料理となります。しかも、驚くことに保存食としても保存しておくことができるのです。
冷蔵や冷凍によってさらに長期保存が可能ということもあって、南国の気候で腐りやすいインドネシアでも重宝されています。
マレーシアやシンガポールでも
マレー系ムスリム料理ということもあって、インドネシアの他にもマレーシアやシンガポール、ブルネイなどでも食べられているのがルンダンです。ぜひ、海外旅行などでこれらの国を訪れた際には、ルンダンを食べてみてはいかがでしょうか？
肉はブロックからフレークまで様々
ルンダンに使われる肉はブロックからフレークまで豊富に揃っており、そこは家庭によっても違ってきます。もちろん、ルンダンを出す店によっても違ってくるので、違いを楽しむのもあり。
肉の種類も様々
ルンダンは牛肉が定番で内臓も使うのですが、水牛肉や山羊肉、鶏肉、羊肉などで作ることもあります。肉ごとに特徴が異なるものの、それに合わせて調理するため、それぞれの肉ごとに美味しさが溢れてくるのが特徴です。
肉＋ルンダンの名で呼ばれる
チキンルンダンのように○○ルンダンと呼ばれるのがルンダンの特徴でもありますね。牛肉ならビーフルンダン、羊肉ならマトンルンダンのようなイメージ。
基本肉はホロホロ
ルンダンは見た目からすると少し硬そうに見えるかもしれませんが、よく煮込まれていることもあって肉は柔らかくて美味しいです。それこそ大人から子供まで食べられるくらいにホロホロとした肉となっているので、老若男女に愛されている料理となっています。
日本でも食べられる？
ルンダンを出している店はまだまだ少ないですが、日本にあるインドネシア料理店などに行けば、出しているところもあります。
インドネシア料理店に行けば！
インドネシアの定番料理なので、インドネシア料理店に行けばほぼ間違いありません。その店ごとによりこだわりのルンダンを出しているため、一口食べるとハマってしまう人もいます。
美味しい店は日本にも増えてきているので、ルンダンを出している店を調べて通ってみてはいかがでしょうか。
日本ルンダン協会
実は日本でルンダンの普及に努める団体があります。ルンダンの作り方の動画も公開するなど、精力的に活動しています。今後、日本でも流行る可能性があるというか、すでに徐々に流行ってきています。もしかしたら次のブームはタピオカではなくルンダンかもしれません。
日本には多くの食文化が入ってくることもあり、それを広める団体も多くなっています。特に東南アジアの料理は日本人の口に合うことも多いため、このルンダンもそろそろ爆発的なブームを巻き起こしそうな気がします。あくまでも筆者の個人的な予想ですけどね！
動画はこちら
まとめ
ルンダンという料理はなかなか聞き慣れませんが、インドネシアなどムスリムが多い国を旅行した際に出てくることもあります。香辛料が癖になる味付けということもあって、濃い味が好きな人にとってはやめられない止まらない料理なのではないでしょうか。
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出典：Wikipedia（ルンダン） / YouTube（日本ルンダン協会） / Instagram
