降る時期や質感で名前が変わる「雪」、それぞれの名前や雪の別名について解説します!

2020.1.22


冬の風物詩である雪。

雪まつりや行楽で昔から人々に親しまれていますが、時期や状況によって雪の質が違うことから様々な名前で呼ばれています。

今回はそんな雪の呼び名や、それぞれにどんな違いがあるのかなど調べてみました。

降る時期で変わる雪の名前


雪は降る時期でもそれぞれ呼ばれ方が変わることがあります。

初雪(はつゆき)


その年、その地域で最初に降った雪のことをあらわします。

早雪(そうせつ)


例年比べて早く降った雪のことを意味します。

終雪(しゅうせつ)


冬の終わり、その年最後に降る雪のことを指します。「なごり雪」や「忘れ雪」、「雪の果て」と呼ばれることもあります。

旧歴の2月15日に催される「涅槃会(ねはんえ)」の頃に降ることから、「涅槃雪(ねはんゆき)」ともいいます。



質感で変わる雪の名前


一言で雪と言っても、水分を多く含むものからサラサラした触り心地のものまで多岐にわたります。そのため、多様な雪の声質をあらわすように様々な名前が付けられています。

粉雪(こなゆき)


北海道や山間部など寒い地域に多く降る粉のようにサラサラした雪のことをあらわしています。パウダースノーとも呼ばれる他、北海道ではアスピリンスノーと呼ばれることもあるそうです。

灰雪(はいゆき)


雨のように直線状に降ってくるのではなく、灰が落ちてくるようにフワフワ、もしくはヒラヒラと舞うように降ってくる雪のことです。

雪、といったらこの降雪方法を思い浮かべる人が多いのはないでしょうか。

玉雪(たまゆき)


丸い球状になって降る雪です。雪のシーズンのはじめや終わりといった比較的温かい時期に降ることが多いタイプの雪です。

綿雪(わたゆき)


大きな雪片で、水分を多く含み、重みもある雪です。まるで綿をちぎったような雪片をしていることから付けられた名前になります。

餅雪(もちゆき)


水分が非常に多く、溶けかけた玉雪や綿雪のような性質なのが餅雪です。

べた雪


水分が多く、降っても積もることがない雪です。

ぼたん雪


水分を多く含み、いくつかの氷の結晶が集まって降る雪片が大きめな雪です。「ぼた雪」と呼ばれることもあります。

水雪(みずゆき)


べた雪などよりも更に水分が多く、比較的雨に近くなっています。「みぞれ」とも呼ばれます。

降り積もった雪の様子をあらわす名前


降る雪だけではなく、その後積もった様子にもそれぞれ名前が付けられています。

新雪(しんせつ)


降り積もったばかりの雪を意味します。

雪持ち


雪が木の枝や葉に降り積もった様子を指します。

綿帽子(わたぼうし)


枝だけではなく、木全体をすっぽり覆うように積もった場合、綿帽子と呼ばれることもあります。

初冠雪(はつかんせつ)


雪が山頂に降り積もり、その様子が麓から見えた状態を「冠雪」といいます。これがその年最初の冠雪だった時を「初冠雪」といいます。

去年の雪(こぞのゆき)・残雪・根雪


春になっても雪解けしない雪、なかなか溶けない雪のことを意味しています。

万年雪(まんねんゆき)


標高の高い山岳地帯にある1年中溶けること無く次の降雪のシーズンを迎える、越年する雪のことです。「まんねんゆき」とも「まんねんせつ」とも読みます。

雪の別名


六花(りっか)


雪は六角形の美しい結晶をしています。この結晶を花弁に例えて「六花(りっか)」という別名があります。由来が同じ別名が他にもあり「六辺香(ろくへんこう)」や「六出(りっか・ろっか)」とも呼ばれます。

天花(てんか)


雪はまるで空から花弁が舞い散るようにヒラヒラと落ちてきます。この情景から天に咲く花の意味で「天花(てんか)」という別名があります。

風花(かざはな)


晴天時に風に舞うように降る雪を風に乗る花に例えた別名です。乾燥した風が吹く土地で発生しやすく、群馬県や静岡県のようなからっ風が多い土地ではよく見られる降雪風景だそうです。

まとめ


一口に「雪」といっても、降る時期や水分量によって様々な呼び名があります。

ある程度水分量を越えた綿雪や餅雪、牡丹雪などは見ても違いがわからないかもしれませんが、冬場に旅行に行った際、その地方の雪と地元の雪質の差を感じるというのも楽しいかもしれませんね。

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