【豆知識】海外に行く際の必須アイテム「パスポート」、実は全5色あるって知ってた?

2020.2.1

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日本のパスポートといえば赤と紺の表紙が定番ですが、実は全部で5色あることをご存じでしょうか?

大きく分けて2種類あるパスポートには、赤と紺の他に緑や茶色、濃茶色と色分けされており、全て異なる意味を持っているんですよ。

今回はパスポートの色と種類を解説し、さらには「日本のパスポートが世界最強といわれる理由」や「パスポートを初めて取得した人物」についてなど、パスポートの豆知識も併せてご紹介いたします。

一般旅券

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パスポートは大きく分けて「一般旅券」と「公用旅券」の2種類があります。

一般旅券の場合はさらに3つの種類があり、色分けされています。表紙が赤色と紺色のパスポートに加え、緊急の際に発行される「緊急旅券」という茶色のパスポートもあるのです。

一般旅券(5年)【紺色】


表紙が紺色のパスポートの有効期限は5年で、発行するための年齢制限は設けられていません。

しかし、未成年は必ず5年用パスポートを申請する決まりがあり、その理由は「容貌の変化が著しい」からとされています。10年用パスポートを申請できるのは20歳の誕生日を迎えてからです。

発行手数料は、12歳未満が6,000円(都道府県収入証紙2,000円、収入印紙4,000円)、12歳以上が11,000円(都道府県収入証紙2,000円、収入印紙9,000円)です。

パスポートの中には査証欄といって、出入国時のスタンプ押印やビザを発行する際に使用するページがありますが、5年用には28ページ用意されています。

一般旅券(10年)【赤】


表紙が赤色のパスポートの有効期限は10年で、20歳未満の方は取得できません。

発行手数料は、16,000円(都道府県収入証紙2,000円、収入印紙14,000円)で、査証欄は44ページ設けられています。

出入国が多く査証欄が足りなくなった場合には、1冊につき1回だけ増補の申請をすることができます。5年用も10年用も1回で40ページ増やすことができ、手数料は2,500円(都道府県収入証紙500円、収入印紙2,000円)になります。

緊急旅券【茶色】


緊急時につなぎとして一時的に発行される「緊急旅券」と呼ばれるパスポートがあります。表紙は茶色で、「EMERGENCY PASSPORT」と記載されており、有効期限は1年です。

緊急事態として考えられるのは、滞在先でパスポートの紛失や盗難に遭うことや、滞在中にパスポートの有効期限切れが起こることなどです。その際、滞在先の日本大使館もしくは領事館で緊急旅券発行手続きをすると、通常のパスポートよりも短期間で発行してもらえます。



公用旅券

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一般旅券とは違って、限られた方のみ使用する公用旅券というパスポートもあります。公用旅券には、「公用旅券」と「外交旅券」の2種類が含まれます。

公用旅券【緑色】


「公用旅券」は、緑色の表紙をしており、「OFFICIAL PASSPORT」と表記されています。有効期限は5年間ですが、使用は原則1往復限りです。

国会議員や公的機関の職員、青年海外協力隊隊員、そしてアジアの学校で授業のアシスタントや日本文化を紹介している「日本語パートナーズ」の方などが、公務で渡航するときに発行される特別なパスポートです。日本を代表して、海外でなんらかの職務にあたるために渡航することを表しています。

外交旅券【濃茶色】


外交旅券は、濃い茶色の表紙をしており、「DIPLOMATIC PASSPORT」と表記されています。内閣総理大臣・衆、参議院議長・最高裁判所長官・外交官・皇族の方などが、公務で渡航する際に発行されるパスポートで、有効期限は1年です

パスポートに関する豆知識

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パスポートにまつわる豆知識です。

パスポート不要で外国に行くことができる人がいる!


なんとパスポート不要で外国に行くことができる人がいるのです。その人物とは?

天皇と皇后はパスポート不要


天皇と皇后は「国家元首及び配偶者はパスポートはいらない」という国際的慣例があるためパスポートが不要です。

日本の憲法には元首の規定はありませんが、日本国民の象徴という立場の天皇は海外では元首という位置づけになるため、1971年に外務省で検討した結果パスポート不要とされています。

しかし他の皇族の方たちはパスポートが必要で、公務で渡航する際には終身公務員という位置づけで「外交旅券」を発行し使用しています。

日本のパスポートは世界最強!


日本のパスポートは世界で一番自由度が高いことが、ヘンリー&パートナーズの「パスポート・インデックス」で正式に発表されています。

パスポートの自由度ランキング世界1位 


毎年、ヘンリー&パートナーズ社は、世界各国のパスポートについて旅行の自由度をランキング形式で発表しています。

そのランキングで日本は、2018年、2019年、2020年と3年連続で世界1位を獲得しているのです。

旅行の自由度とは、パスポートを所持していれば事前にビザを取得しなくても入国できる国が多いということです。日本のパスポートを持っていれば、事前にビザを取得せず入国できる国は(空港や国境で到着ビザを取得する場合も含む)世界227カ所の渡航先のうち、191カ所もあるのです。

こちらの図は、日本のパスポート所持者がビザなしで入国できる国が表示されています。

passport 出典:wikipedia.org

(visa free ビザなし/visa on arrival 到着ビザ/evisa electronic authorization オンライン認証/visa required ビザが必要)

パスポートとビザの違い


パスポートとは、日本国民であることを証明するもので、日本政府が発行します。

対してビザは、「査証」のことで、渡航先の国が発行する入国許可証です。パスポートの査証欄にスタンプやステッカーで表示され、渡航の目的によってビザの種類も変わります。

すなわちビザとは、「この人を本当に我が国に入国させてもいいのか?」と審査を行ってから発行するのが普通の考えであり、ビザを取得せずに入国できるということは非常に信頼されていることになります。日本のパスポートを持っていることは「審査なしで入国しても良いですよ」と評価されていることなのです。

日本の評価が高い理由は3つ考えられており、一つ目は「渡航先での消費能力がある」こと、二つ目は「海外へ不法移民を求める可能性が低い」こと、三つめが「国際的なイメージが良好」であることがあげられます。

日本初のパスポート取得者のまさかの取得理由!


日本で初めてパスポートを取得したのは、幕末の曲芸師 隅田川浪五郎さんといわれています。もしかしたら浪五郎さんよりも前に取得した方がいることも考えられますが、記録に残っているのは浪五郎さんが最古です。

浪五郎さんのパスポート取得理由は、明治維新の最中であった1866年、曲芸団を率いてパリ万博を目指して渡米することでした。取得当時は「ご印章」という名称だったそうですよ。

全米各地での巡業で絶賛された後、目的のフランス パリ万博での公演も大成功を収めた浪五郎さんは、その後もイギリスやオランダ、スペインなどヨーロッパ各地を巡り、「ジャパニーズアクロバットブーム」を起こしたということです。

まとめ

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最近では、パスポートの有効期限日まで6カ月以上なければ入国できない国が増えているそうです。10年用なら発行日から9年6ヶ月まで、5年用なら4年6カ月までの使用期限ということになります。

海外旅行の際は、渡航先の情報とパスポートの有効期限をチェックしてからお出かけくださいね。

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出典:Wikipedia(Japanese passport)
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