世界最大の木ってどこにあって、高さがどれくらいあるか知っていますか?

2020.2.18


日本にも屋久杉など樹齢を重ねた大木が各地に点在しているのですが、世界にはその比にならない大木があります。そこで、ここでは世界最大の木について調べてみたので、みなさんにご紹介します。

世界には大きな木もたくさんあるのですが、中でもセコイアという種類の木は別格です。その高さを聞いて腰を抜かしてしまう人もいるかもしれませんよ!

世界最大の木、その高さは驚異の115m超!


世界で最も高く伸びる種「セコイア」


世界最大の木として名高いのはセコイアという種類の木です。

その中でもカリフォルニア州レッドウッド国立公園にあるセコイアは樹高世界1位~3位までを独占しています。つまり、世界最大の木がどの種類なのかといえば「セコイアの木だよ」と答えるといいですね。

その大きさから「成層圏の巨人」を意味するストラトスフィアジャイアントと呼ばれています。響きがRPGに出てくる敵のようでかっこいいですよね!

世界で最も高い「ハイペリオン」


セコイアの中でも、一番高い木は「ハイペリオン」と呼ばれています。その高さは115mを超えるとされます。自由の女神の銅像部分の2倍というのですから、その大きさには驚かされるばかりです。

この木もレッドウッド国立公園内にあるそうですが、環境保全のため詳細な場所は非公開とされています。

セコイアが高く成長できる理由


セコイアがなぜここまで高くなったのかという研究では、セコイアの樹木には防虫効果が高いタンニンが多く含まれていることため、病原菌や白蟻の侵入を拒んでいるのではないかと考えられています。

また、30cmにも及ぶ分厚い樹皮があることから、セコイアは山火事が発生しても自身の木の内部を守ることができると考えられています。レッドウッド国立公園にあるセコイアの林は、セコイアが他の木が燃え尽きてしまうほどの山火事を耐えてきたからなのかもしれません。

その他にも、ここまでセコイアの木が成長するのには何か理由があると考えられていることから、多くの研究家により日々研究を重ねているそうです。



他の視点から見る世界最大の木


世界最大の木は「ハイペリオン」が有力ですが、考え方によって違ってきます。大きさを「高さ」と考えればハイペリオンが世界最大の木ですが、大きさを「太さ」や「体積」で換算すると話は変わってきます。

そこで、ここからは体積や太さで見る世界最大の木についてもご紹介しますね。

世界最大の体積を誇る木「ジェネラル・シャーマン」


現在発見されている中で世界最大の体積を誇る木はハイペリオンと同じく、レッドウッド国立公園にあるジェネラル・シャーマンという木です。

この名前は南北戦争で活躍したアメリカの軍人、ウィリアム・テカムセ・シャーマンが由来となっています。

高さは84m弱とハイペリオンに比べると低いのですが、2002年時点で1,487m³に及ぶ体積が記録されています。これは地球上で最も大きな体積を持つ木といわれています。ちなみに、樹齢はおよそ2,200年だと考えられています。

この木もまたセコイアなので、いかにセコイアという木が大きいかというのがわかりますね!

枝なのに巨木並みの大きさ


2006年1月にはジェネラル・シャーマンの最も大きかった枝が折れてしまいました。その枝は直径がおよそ2m、長さが30mと別次元の大きさを誇っていたそうです。枝なのに巨木並みの大きさだったといえますね。

木の体積は枝を除いた概算で求められていたので、この枝の消失は世界一の座になんら影響を与えていません。

枝が落ちた当時、周辺に人はいなかったそうなのでけが人などは出なかったようです。人が近くにいたら、と考えると恐ろしい大きさの枝ですよね。

名前の由来は南北戦争時代の北軍の英雄


木の名前に由来となったウィリアム・テカムセ・シャーマンは「近代戦の創始者」ともいわれ、今日の戦略理論に非常に大きな影響を与えた人物でもあります。

この木を見つけた植物学者が、南北戦争時代にウィリアム・テカムセ・シャーマンの指揮下にいたこともあって、名付けをしたと伝わっています。

ちなみにウィリアム・テカムセ・シャーマンは第二次世界大戦時代の戦車「M4シャーマン」の名前の由来でもあるそうですよ。

世界で一番太い木「トゥーレの木」


世界最大の太さを誇る木は「トゥーレの木」といわれています。2005年時点での幹周は36.2m、加えて平均直径は11.62mとかなり巨大な姿をしています。

樹高はその大きな樹冠のために計測が困難なのですが、2005年のレーザーを使った計測では35.4mとされています。なお、当初は合体木と考えられていたのですが、DNAの調査により一本の木であることが証明されました。

樹齢は不明となっていますが、おおよそ1,200年~3,000年の間ではないかと言われています。

かつてあったとされる世界最大の木


木は生命体なので、その活動を終えると枯れてしまいますし、山火事や落雷で焼失してしまうこともあります。そのため、現在ではハイペリオンが世界最大の木とされていますが、かつては別の木が世界最大だったそうです。

現在まで記録に残っているものとして世界一高かった木は「ストリンギーガム」という木の内の一本だと伝わっています。その木はオーストラリアのビクトリア州にあるワッツ川付近にかつてあって、樹高は132.58mもあったと記録されています。

なお、マウンテンアッシュは種の名前であって、「ハイペリオン」や「ジェネラル・シャーマン」のような個体名ではありません。残念ながら詳しい個体名は不明、もしくは存在しないようです。

まとめ


世界最大の木というのはあまり想像できない世界かもしれません。しかし、世界には「ハイペリオン」や「ジェネラル・シャーマン」、「トゥーレの木」のように視点を変えるとどれも世界最大になりうる大木が存在しています。地球上に存在する世界最大の生命体、その大きさには驚かされるばかりです。

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