
がんと闘う校長先生のために、生徒たちが修学旅行を辞退。旅費の8,000ドルを校長先生に寄付した生徒たちの行動が、アメリカのメディアで取り上げられて話題となっています。
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旅行の1週間前、突然辞退を発表
生徒たちが通うのは米ニューハンプシャー州、ベスレヘムに位置するプロフィール高校。日本でいえば高校3年生にあたるシニアの学生です。本来であればニューヨーク州のアディロンダック・パークに修学旅行に行くことになっていましたが、校長先生が、がんと診断されたことを受け、「修学旅行には行きません!」と修学旅行の辞退を発表します。そう、旅費を校長先生のがん治療費とするために…。
今回の決断には多数決がとられたようですが、満場一致で寄付が決まったそうです。日頃から生徒と信頼関係を築いている校長先生だからこそ、生徒たちの気持ちも必然的にひとつになったのでしょう。
校長先生に対する生徒たちの声
「いつも僕たちのことを親身になって考えてくれる」
「本当に先生にはお世話になっている。今が恩返しする時」
「旅行よりも先生のことを考えたかった」
「一人一人が先生と心でつながっている」
生徒たちの気持ちに、校長先生も涙
修学旅行を中止した理由を生徒たちから聞いた校長先生は、「生徒たちの助けを受けていいものなのか」「言葉にならない」などと話すと感極まり、涙があふれます。
修学旅行の思い出よりも、校長先生の命を考えて行動を起こした生徒たち。生徒と教師の関係、命の尊さ、いろいろと考えさせられます。
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出典:YouTube