恐竜は小さな子どもから大人まで、幅広い世代に人気があります。現代にはいない地球上最大の陸上動物である恐竜に魅了されている人は多いのではないでしょうか。
そんな恐竜の博物館といえば、「世界三大恐竜博物館」が有名です。その3ヵ所がこちら。
・日本の福井県勝山市にある「福井県立恐竜博物館」
・カナダのアルバータ州ドラムヘラーにある「ロイヤル・ティレル古生物学博物館」
・中国の四川省自貢市にある「自貢恐竜博物館」
日本の「福井県立恐竜博物館」がその一つに入っているんですね!では、一度は行ってみたい世界三大恐竜博物館の魅力に迫ってみましょう。
目次
日本の恐竜王国、福井が誇る「福井県立恐竜博物館」
日本の恐竜王国と言えば福井県です。恐竜王国である福井県勝山市にあるのが、福井県立恐竜博物館です。
ティラノサウルスのロボットがお出迎え!入口から興奮待ったなし!
福井県立恐竜博物館は恐竜好きであれば、ぜひとも訪れておきたい人気スポットです。
2000年7月に開館以来、累計900万人が訪れる観光名所であり、恐竜の卵をイメージしたドーム型の館内には、44体の恐竜全身骨格をはじめ、化石やジオラマ、大迫力の復元模型等が数多く展示されています。
この博物館は東京ドームとほぼ同じ広さのあり、日本の恐竜博物館と代名詞となっています。
メイン展示エリアの入口には、リアルに動く巨大ティラノサウルスのロボットがあります。激しい動きで威嚇する様子は迫力満点ですよ!
恐竜博物館で会える天然記念物
福井県立恐竜博物館には、福井県で発見され天然記念物となっている5種の恐竜の化石があります。
・フクイラプトル
・フクイサウルス
・フクイティタン
・コシサウルス・カツヤマ
・フクイベナートル
恐竜王国・福井
恐竜王国といわれている福井県では、恐竜の化石が数多く発見されています。日本で見つかった恐竜の80%は福井県勝山市であると言われています。
また、国内で見つかった恐竜化石で新種として学名がついている恐竜は全部で7種類ありますが、その内5種は福井県勝山市で見つかっているのです。
では、なぜ福井県で恐竜が多く発見されるのでしょうか?
それは福井県周辺には「手取層群(てとりそうぐん)」とよばれる、恐竜が生きていた中生代ジュラ紀〜白亜紀の地層が分布しているからです。
手取層群は福井県だけでなく富山県・石川県・岐阜県にもまたがっているのですが、福井県では早くから大規模で集中的な化石発掘が行われてきたため、他の地域に比べて化石発掘数が多いのです。
恐竜王国の福井には、福井県立恐竜博物館以外にも恐竜に関する施設がたくさんあります。
恐竜博物館の隣にある「かつやま恐竜の森」では化石発掘体験ができるのでお子さんにも大人気!「かつやまディノパーク」は実物大の恐竜が44頭いるウォークスルー型のアトラクションです。全長20mのマメンチサウルスなどは迫力満点です。
他にもJR福井駅西口には、恐竜の動くモニュメントが設置されており、観光客を出迎えてくれます。
世界最大恐竜展示博物館「ロイヤル・ティレル古生物学博物館」
世界最大の恐竜展示博物館といえば、カナダのアルバータ州ドラムヘラーのミッドランド州立国立公園内にある「ロイヤル・ティレル古生物学博物館」です。
恐竜の完全骨格がなんと50体以上!
ロイヤル・ティレル古生物学博物館は、恐竜とバージェス動物群の化石の展示が世界的に有名です。
特に恐竜展示に関しての規模は世界最大級で、ステゴサウルスやティラノサウルス、アルバートサウルスなどの完全骨格が50体以上も展示されています。
恐竜完全骨格化石の発見ポイント・アルバータ州立恐竜自然公園
ロイヤル・ティレル古生物学博物館近くにあるアルバータ州立恐竜自然公園は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
このアルバータ州立恐竜自然公園は、完全骨格の恐竜化石が数多く発見されている世界有数の発掘スポットです。これまでに、39種類もの恐竜がアルバータ州立恐竜自然公園で発見されています。
気を付けて!行くには車かツアーに参加するのが必須!
ロイヤル・ティレル古生物学博物館へのアクセスは車のみ。バスや鉄道などの公共交通機関はありません。車が用意できない場合には、カルガリーから出発するツアーに参加するのがおすすめです。
ほぼ毎日、ロイヤル・ティレル古生物学博物館行きのツアーは開催されており、観光案内所のあるカルガリータワー周辺から出発します。日本語OKのツアーもあるので安心ですね!
四川はパンダだけじゃない!恐竜も見逃せない!「自貢恐竜博物館」
中国の四川省と聞くとパンダを思い浮かべる人が多いでしょう。ところが、四川省にも世界最大級の恐竜博物館があるのです。
それが「自貢恐竜博物館(じこうきょうりゅうはくぶつかん)」です。
世界最大級の恐竜化石埋蔵現場も観察可能!
自貢恐竜博物館もまた、世界三大恐竜博物館といわれる博物館の1つです。この博物館では、館内展示場・地下の発掘場跡・屋外の発掘場跡の3つを見学することができます。
発掘途中の化石が、むき出しのまま展示されている恐竜化石埋蔵現場は必見です。
また、自貢恐竜博物館は恐竜発掘現場をそのまま建物で覆い、化石が発掘される様子を間近で見学できます。ダイナミックな博物館として人気を集めています。
中国で最も恐竜が発掘される自貢市
中国で最も恐竜の化石が発掘されているのは、四川省自貢市(しせんしょうじこうし)です。
自貢市では1980年代に、ジュラ紀の恐竜化石が大量に発見され、アジアで最初の恐竜博物館である「自貢恐竜博物館」が建設されました。
まとめ
世界三大恐竜博物館がある場所は、恐竜発掘数が非常に多い地域になります。どの博物館もその規模は大きく、化石展示数も多いです。恐竜好きであればぜひとも訪れたいスポットですね。
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出典:Wikipedea(ロイヤル・ティレル古生物学博物館) / Wikipedea(自貢恐竜博物館)