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場所によって畳の大きさが変わる?京間、江戸間、中京間、団地間の違いを解説

2020.5.17


畳の大きさは日本全国、どこでも同じだと思っていませんか?

恥ずかしながら筆者はすべての畳が同じ大きさだと思っていました。なぜなら不動産屋などで間取りを聞いた際、マンションでも戸建てでも「これは6畳の部屋ですね」というように、畳使って説明されていたからです。

しかし畳の大きさは、地域によっても変わってくるそうです。そこで今回は畳の大きさや違いについて調べてみました。

畳の大きさは実は全国様々


畳の大きさは日本各地で違います。統一サイズだと思っている方もいるかもしれませんが、中には数10cm単位で変わってくることもあるので注意しましょう。

なお、地域だけではなく建物によっても違うので、畳の種類ごとの大きさを確認する必要があります。

京間


京間は主に近畿・中国・四国・九州で使われているサイズで、別名では本間や関西間ともいわれるサイズとなっています。

畳の大きさは6尺3寸×3尺1寸5分なので、1畳=191cm×95.5cm。面積は1.82405m²です。

6畳換算すると、10.9443m²となります。

江戸間


江戸間は主に関東で使われる他、北海道や東北、三重県の一部でも使われているサイズとなっています。

狭間や関東間、田舎間、五八間とも呼ばれ、東日本を中心に全国各地で見られるサイズです。

畳の大きさは5尺8寸×2尺9寸で、1畳=176cm×88cm。面積は1.5488m²となります。

6畳換算だと9.2928m²ほどになるため、江戸間は京間よりも小さいサイズということがわかります。

中京間


中京間は中京地方や東北地方、北陸地方、沖縄地方などで使われているサイズです。別名は三六間です。

畳の大きさは6尺×3尺で、1畳=182cm×91cm。面積は1.6562m²となっています。

6畳換算すると9.9372m²となるので、京間と江戸間の中間くらいのサイズです。

団地間


団地間は文字通り、公営住宅やマンション、アパートなど集合住宅が密集する団地で使われているサイズです。別名で公団間や五六間とも呼ばれています。

畳の大きさは5尺6寸×2尺8寸で、1畳=170cm×82cm。面積は1.445m²です。

6畳換算にすると8.67m²ほどとなるため、他の畳に比べても一番小さいサイズです。

京間と比べると2.2m²狭いという事は、京間の5畳相当の面積ということになります。

他にもある畳のサイズ


畳にはここまで紹介したサイズ以外にもいくつかの分類があります。

六二間


六二間は佐賀県や長崎県など、九州の一部で使われている大きさです。別名は佐賀間と呼ばれています。

畳の大きさは6尺2寸×3尺1寸で、1畳-188cm×94cmとなります。面積は1.7672m²ほどです。

6畳だと10.6032m²なので、京間に近いサイズですね。

六一間


六一間は広島県や岡山県の他、近畿の一部で使われている大きさとなっています。別名は広島間や安芸間と呼ばれています。

畳の大きさは6尺1寸×3尺5寸で、1畳=185cm×92.5cm。面積は1.71125m²ほどです。

6畳換算すると10.2675m²になるため、中京間に近いサイズと言えます。

メートル間


畳の中にはメートル間というサイズもあります。これは1間を2mとして柱割を基準にするもので、畳のサイズは京間程度の大きさです。

そのことから、主にプレハブメーカーなどで「広めのサイズ」として採用されています。



なぜ地域によって畳の大きさは変わるの?


そもそもなぜ地域によって畳の大きさは変わるのでしょうか?

それは畳のサイズの基準となる「1間」という数値が、時代によって違ってくることと、家の建て方が時代を経て変わったことが理由だとされています。

基準となる「1間」の違い


畳のサイズは「1間」という古来の長さの単位が基準となっています。

戦国の世、豊臣秀吉時代の1間の6尺3寸だったのに対し、江戸時代の1間は6尺と同じ1間でも差異が発生していました。

そしてこの1間が変わったことで畳の大きさも変わったといいます。

実際、豊臣秀吉などの時代にできたとされる京間の長い辺は6尺3寸。徳川家康によって開拓されてできた江戸を中心に使われた江戸間は長い辺が5尺8寸です。

両者が時代に合わせた1間を基準としていたことが分かりますよね。

家の建て方の違い


関西や関東での家などの建て方も畳の大きさに影響を与えたと考えられています。

豊臣秀吉の時代に、関西では畳の寸法を基準とした建築法の畳割が中心でした。

それに対し、江戸を中心とした関東では江戸時代以降、柱の間隔や寸法、配置を決めてから建築物を建てる柱割という建て方が用いられていました。

柱割をする際は、柱の中心の間隔をそれぞれ1間ずつ取ります。

江戸間では畳の大きさが1間ににあたる6尺若干足りず、5尺8寸なのは柱の太さの分を考慮していたからなんですね。

不動産情報に6畳としか書いていなかったらどの大きさ?


不動産屋では1畳を1.62m²以上として表示することが定められています。そのため、少なくとも6畳であれば9.72m²以上はあることになります。

これは中京間に近い数字なので、京間で過ごして来た人なら狭く感じ、江戸間やマンション間で過ごした人には広く感じる間取りという事になりますね。

京間感覚で家具を用意したら入らないという可能性もあるため、間取りから大きさを推測するのではなく、しっかり寸法を測ってから家具などを選ぶようにしましょう。

床面積と実際の部屋の広さは異なるから気をつけて


不動産情報では床面積が表記されていることもあるのですが、これらと実際の部屋の広さは異なります。

床面積が柱や壁の中心部から計測した数値のためこのズレは発生するのです。つまり柱の太さの分や壁の厚さの分、実際の面積は床面積は狭くなります。

これを知らずに勘違いしたまま入居してしまうと「思っていた広さじゃない」ということにもなりかねないので、必ず情報の確認と下見を行うようにしましょう。

まとめ


畳の大きさというのは地域によって違ってきます。それぞれ京間と江戸間、中京間、団地間などによって違うため、不動産選びでは注意が必要ですね。

ただ、不動産屋でも1畳を1.62m²以上と定めているので、それを基準に判断するとわかりやすいかもしれません。
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