世界各地でロックダウンを緩和する傾向が見られるなど、各国は経済活動を徐々に再開しています。
しかし、外出自粛で不自由な生活を余儀なくされていた人々の欲求は、リスクを伴う形で表れてしまうこともあります。
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40日ぶりに営業を再開
インドでは4月に、工業および農業の分野でロックダウンを緩和。これらに続き、5月4日には酒店など事業所を通常の3分の1のスタッフで運営することが許可されたそうです。
こちらは、営業が40日ぶりに再開された酒店の前に並ぶ人々。
出典:Twitter
お客さん同士のソーシャルディスタンスを確保するため、当局のスタッフが地面でチョークに印を付けたようですが、守られているようには見えませんね。
そして凄まじい行列を、脇から見物する人々の姿も見られます。
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一度の入店は5人までと制限され、営業時間も2時間程度だったそうです。それにしても、もの凄い行列ですよね。
出典:Twitter
人との間隔もびっちりで、当局のスタッフも対応の苦慮している様子です。
ぜひその様子を動画でご覧ください。
हम दारू लेके रहेंगे।
Queue outside liquor shop somewhere in India!! #liquor ??♀️ #SocialDistancing pic.twitter.com/sMMShbEMfG
— Rajeshwari B ?? (@RSB_85) May 4, 2020
翌日から酒税70%へ引き上げ
こうした混乱ぶりを見てのことか、デリー首都圏当局は同日の夜に酒税を70%へ引き上げることを発表。翌5日より70%の「特別コロナ税」が課されることになったそうです。
これは各国に共通して言えることですが、自粛を緩和して経済を回そうとすれば感染のリスクがつきまといます。しかし、自粛を続けているわけにもいきません。
薬とワクチンが開発されることを期待するほかありませんが、個々による予防意識の維持も終息には欠かせない要素となるはずです。
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出典:Twitter(@RSB_85)