
奈良時代末期に成立したとされている、日本に現存する最古の和歌集『万葉集』。
そんな万葉集を知ったきっかけや魅力を描いた漫画が、Twitterで反響を呼んでいます。
目次
何年経っても人間の恋心は変わらない
万葉集の作者層は、天皇から農民まで幅広い階層に及び、詠み込まれた土地も東北から九州に至る日本各地に及ぶといわれています。
恋愛系の歌も多く、日頃から絵や漫画を描かれているというたぬ£ポンド(@tan_uk_ijiru)さんは、自身の恋愛体験をきっかけとして万葉集に興味を持ったことを表現しています。
人生の最推しとの馴れ初めを書きました??(1/2) pic.twitter.com/uUIGKQjdwM
— たぬ£ポンド (@tan_uk_ijiru) May 16, 2020




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大学生の時に好きで仕方がなかった彼が留学してしまい、生きていく意味を失っていたというたぬ£ポンドさん。そんな時に受けていた授業で知った万葉集の作品が心に響いたようです。
1,000年以上前の人の作品ではありますが、解説がなくても何となく言わんとしてる事が伝わってきますよね。
離れてしまった恋人を想う歌が、何年経っても人間の恋心は変わらないことを示していて感動します。
意味を理解するより先に心に刺さる
そんな万葉集との出会いを描いた漫画に、「意味を理解するより先に心に刺さる」と感動する声をはじめ、「読んでみたくなりました」とこの投稿をきっかけに興味を抱いた方の声が寄せられていました。
・わかり過ぎる!意味を理解するより先に心に刺さる感じ。1000年前の人と感情を共有するって凄いことですよね。
・素敵です!万葉集(最推し)とのお話も旦那さんとのエピソードというのも。
・万葉集読んでみたくなりました!昔から古文などは毛嫌いしていたのですが、最近素敵だなっと思って色々本を探しているのですが・・わかりやすい解説のある本を探して読んでみます!
万葉集には、東国庶民の生活や労働から生まれた愛の歌「東歌」や九州沿岸の警備に赴く兵士とその家族が詠んだ「防人歌」など様々な歌があります。
ありきたりの言葉を使わずにイメージを伝えることで、いつの時代の人の心もつかんできた万葉集。大昔の人々の心に思いを馳せるのも一興ですね。
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出典:Twitter(@tan_uk_ijiru)