蝶の翅（はね）には実に様々な色があり、思わず見入ってしまう美しい色合いをした翅も多いですよね。
今回は、ガラスのように透き通った翅を持つ「グレタオト（別名：グラスウィング・バタフライ）」をご紹介します。
目次
捕食者から身を守るため
アルゼンチンやメキシコなど南米から中央アメリカの熱帯雨林に生息しているグレタオト。
熱帯雨林に生息する多くの捕食者を避けるために進化し、このような透き通った翅をしていると考えられています。
出典：YouTube
エキゾチックな色合いをはじめ様々な翅の色の蝶を見てきましたが、まさか透明な翅を持つ蝶がいるとは驚きです。オレンジ色のふちも印象的ですよね。
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動画では成長の過程も記録されています。こちらはグレタオトの幼虫です。
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幼虫からさなぎ、成虫になるまでの姿がUltra-HD(4K)で撮影されており、成長の様子が鮮明に確認できます。
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まさに、生命の神秘を感じる瞬間。グレタオトはゆっくりと姿を現します。
出典：YouTube
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一風違った美しさ
熱帯雨林に生息している蝶は、ほとんどが明るくて派手な色の翅を持っているといいますが、そんな中にあってグレタオトは異色の存在。
カリフォルニア大学バークレー校と海洋生物学研究所の博士候補であるアーロン・ポメランズ氏も、「熱帯雨林のほとんどのものは明るくて派手ですが、グレタオトはガラスのように透明で見えなくしようと最善を尽くして隠れています」と述べています。
出典：YouTube
美しい蝶と言えば、これまではカラフルな色合いの蝶を想起する方も多かったと思いますが、透明な翅もまた一味違った美しさがありますよね。
時間を忘れて見入ってしまう自然の神秘。グレタオトの美しさをぜひ動画でご覧ください。
動画はこちら
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出典：YouTube（Glasswing Butterflies Want To Make Something Perfectly Clear）
