うり坊とは?名前の由来やペットとして飼えるのかなど可愛いうり坊の魅力を紹介!

みなさんは、「うり坊」をご存知ですか?

あのイノシシの子どものことなのですが、うりうりしていて超絶可愛いんですよ!そんなうり坊ですが、そもそもなぜ「うり坊」と呼ばれているのでしょうか?

今回は、その由来や魅力についてご紹介しちゃいます!

うり坊とは

うり坊は、分類としてはイノシシになります。

子どもなのか、大人なのかの違いだけしかなく、普通のイノシシと種類が違うということはありません。

ご存知イノシシの子供

うり坊とは、イノシシの子どものことです。当然同じ種類の生き物なので、うり坊が成長すれば大人のイノシシになります。

地域によってはうり坊ではなく、「うりん坊」や「うりっこ」と呼んだりすることもあるようです。その他にも、「うりんこ」と呼ばれていたりしますね。

共通点は、「うり」という言葉が入っている点にあります。

うり坊という名の由来

イノシシなのに、なぜ大人はそのまま「イノシシ」と呼び、子どもは「うり坊」と呼ぶのでしょうか?

ここからは、うり坊という名前の由来についてご紹介します。

瓜(スイカ)の模様から

うり坊の名前の由来は、見た目そのままです。

体の縞模様が、瓜の縞模様に似ているためそのように呼ばれています。また、体型も楕円形で瓜の形に似ているからなんだとか。

ちなみに、なぜこのような瓜の模様になっているのかというと、それは天敵から身を守る保護色になっているためだといわれています。

うり坊は天敵が多く、1度に3頭~5頭生まれたとしても生き残れるのはその半分くらいなのです。

主な天敵は野犬やキツネの他、フクロウやカラスなど・・・。それらの天敵から身を守るために、瓜のような縞模様になっているようです!

これは木漏れ日が差し込む背景などに溶け込みやすくするためだと考えられており、天敵から見つかりにくくする効果があるそうです。

ただ、大人になるとその模様は消え、黒や茶の一色になります。

これだと「天敵に狙われてしまうのでは?」と思うかもしれませんが、その心配は無用です。

実は日本で、大人のイノシシの天敵となるのは、クマくらいだといわれています。

つまり、保護色になる必要がないのです。襲われる不安もないからこそ、イノシシの大人は一色なんですね。

うり坊の期間は短い

とっても可愛いうり坊ですが、実はうり坊がうり坊でいられる期間は短いのです。

その期間は、生後3ヶ月~4ヶ月ほどだといわれています。

だいたい授乳期が終わると、大人のイノシシへと徐々に成長していき、早ければ半年、遅くとも1年半ほどすれば模様は消えていきます。

その後は次第に完全なイノシシへと成長し、また新たなうり坊を生むというルーティーンです。そうやってイノシシは子孫を繁栄させてきたわけですね。

また、完全な成獣になるまでには5年ほどかかるのですが、それでも生殖自体は1年~1年半ほどでできるようになり、生後2年くらいで初産を迎えることが多いそうです。

これも個体によって違うので一概には言えませんが、とにかくうり坊は期間限定でしか見られない貴重な存在なのです!(笑)

可愛いうり坊はペットにできる?

うり坊がこんなにも可愛いなら、やはりペットにしたいと思う人もいますよね。

結論を先に言えば、一応はペットとして飼うことができます。ただ、現実問題としてかなり難しいかもしれません。

できるにはできるけど・・・

うり坊を飼うことに関しては、特別に法律で禁止されているということもありません。

そのため、手に入れることさえできれば飼うことはできます。しかし、そもそも一般的なペットショップでは売っていません。

じゃあ自分で捕獲すればいい?

狩猟免許がない場合は、自分の畑などの被害があるという前提で、囲い罠を使って狩猟期間に捕獲すれば、一応は捕まえることができます。

ただ、イノシシの出産は基本的に春です。うり坊である期間は春から秋頃まで。

しかし、イノシシの狩猟期間は地域によって違いはありますが、基本的には冬の期間です。

そのため、条件を満たす場合がほとんどなく、うり坊を狩猟期間に捕まえるということ自体ほぼ不可能なのです。

稀に事故で親を失ったうり坊を保護したり、怪我をしたうり坊を治療したりする人もいますが、これは例外中の例外ですね。

イノシシになってから

大人のイノシシは身体能力が高い危険な動物であるため、飼うのは諦めた方が良いです。

うり坊自体は体重も数kgしかないのですが、大人のイノシシとなると70kg~80kg以上にまで成長してしまいます。

また、その状態のまま走ったり飛んだりするため、扱いがかなり大変です。

完全な成獣となると100kgを超えることも普通にあるため、そもそもペットとして飼うこと自体かなり難しいと言えます。

うり坊と触れ合いたい

それでもうり坊の可愛さに心臓を撃ち抜かれた人は、やはり触れ合ってみたいですよね。

どうしても触れ合いたいということなら、動物園や施設に会いに行くのがオススメです。

動物園に行こう

大人のイノシシはかなり凶暴ですが、子どものうり坊は非常に人懐っこくて可愛いです。その期間は短いですが、各地の動物園で触れ合える可能性があります。

また、近年は動物と触れ合える施設なども増えてきているので、そちらでうり坊を扱っているところもあるかもしれません。

こればかりは状況によって変わるため、ぜひネットなどで情報を調べてみてくださいね!

まとめ

うり坊はイノシシの子どもであり、瓜のような見た目をしていることからその名前が付けられています。

そんなとても可愛いうり坊ですが、大人になると完全なイノシシになってしまいます。

そのため、ペットとして飼うのは諦めましょう。ただ、触れ合える動物園や施設もあるので、一度そちらに足を運んでみてはいかがでしょうか?

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