働くバイク「赤バイ」は白バイとはどう違うの?どんな任務があるの?

「赤バイ」というバイクをご存じですか?これは車体がただ単に赤いバイクというわけではありません。白バイ同様で、働くバイクの一種になります。

ちなみに白バイと言えば、警察のバイクですよね。では、白バイならぬ「赤バイ」はどこに所属し、どのような任務をしているのでしょうか?

今回は、赤バイについてご紹介していきますね。

赤バイとは

赤バイはその名の通り、ボディが赤く塗られたバイクのことです。そんな赤バイは、どのような任務を行っているのでしょうか?

赤バイの所属

赤い車体が特徴的なバイク「赤バイ」は消防車両になります。同じ働くバイクではありますが、警察車両である「白バイ」とは管轄が異なります。

赤バイの任務

白バイと管轄が異なるということは、任務も異なります。

赤バイは消防車両ということもあり、火災現場や災害現場での活動のために導入されたバイクです。

高速道路での火災の場合、もし高速道路が渋滞していても、バイクであれば消防車よりも早く現場に到着することができます。

また、大地震が起きた場合は、街中の塀や電柱、さらにはビルなどが倒れることが想定されます。

緊急車両が通れないこともありますが、小回りが利いて機動性の高いバイクならば、より迅速な対応が可能な状況もあるでしょうし、情報収集にも役立ちます。

赤バイの特徴


出典:YouTube

赤バイは「消防活動用バイク」「消防活動二輪車」といわれる消防車両の通称です。一口に赤バイと言っても、実はいくつかの種類があり、特徴が異なってきます。

赤バイの種類

赤バイは大きく分けで3種類あります。

・スクータータイプ
・オフロードタイプ
・ロードスポーツタイプ

この3つの種類にはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか?

スクータータイプ

座席前方に足を揃えて乗車できるため安定感があります。オートマチック車が多いです。

オフロードタイプ

軽量でタイヤが大きく、塗装されていない道路や林道など悪路での走破性に優れています。

ロードスポーツタイプ

一般的な道路走行に適していて、スピードも出ます。また、長距離走行が可能です。

赤バイの特性

赤バイには3つの特性があります。迅速性・機動性・省エネです。それぞれ見てみましょう。

迅速性

災害が発生すると交通渋滞が起こります。消防車は渋滞に巻き込まれて、身動きが取れなくなってしまうこともあるでしょう。

一方、赤バイであれば渋滞中でもスムーズに走行が可能なため、すぐに現場に駆けつけ、救助・消化活動を行えます。

機動性

地震や洪水が起こると、道路に亀裂や段差が生じることがあります。また、道路に大きな障害物が落ちていて、行く手を遮ってしまうこともあるでしょう。

バイクであれば自動車が通行不能な場所でも走破でき、山岳部や山林でも高い機動性を発揮してくれますよ。

道が整備されていなくて消防車の入れないような場所で起きる山火事でも、赤バイなら対応ができます。

省エネ

東日本大震災では、深刻な燃料不足が発生しました。ガソリンを給油するのに何時間も待つ、ということもありましたね。

赤バイは消防車に比べて燃費性がよく、長時間の活動が可能になっています。

白バイもはじめは赤バイだった

実は警察用バイクとしてお馴染みの白バイも、元々は「赤バイ」だったという歴史があるんです。

ここからは消防車両ではなく、警察車両の白バイについての豆知識もご紹介します。

パトカーよりも歴史の古い白バイ

白バイの歴史はパトカーよりも古く、初めて採用されたのは1918年(大正7年)のことです。

ちなみにパトカーは1950年(昭和25年)に導入されたので、白バイよりも32年も後になります。

白バイは、警視庁の交通取り締まり用として採用されました。

警視庁に最初に採用されたのは「赤バイ」

警視庁に交通取り締まり用として採用されたバイクは、車体の色が「白」ではなく「赤」でした。その色から当時は「赤バイ」と呼ばれていました。

しかし、その後の1936年(昭和11年)に、ヨーロッパ諸国にならって車体の色を「赤」から「白」に変更したそうです。それに伴い、愛称も「白バイ」に変わりました。

現在、白バイは法律で白と定められている

「白バイ」と呼ばれる警察用バイクですが、赤バイに戻ることもあるのかな?と思う人もいるかもしれません。しかし、その期待は望み薄のようです。

なぜなら、車体の色が「白」と法律で定められているからです。

道路運送車両の保安基準49条の細目告示では、『緊急自動車の車体の塗色は、消防自動車にあっては朱色とし、その他の緊急自動車にあっては白色とする。』と、明記されています。

そう、消防車以外の緊急車両は白と法律で定められているのです。そのため、警察車両の赤バイ復活は法律を変えない限り難しいようですよ。

まとめ

赤バイは消防活動用バイクのことであり、白バイとは役割が全く異なるものです。

赤バイは地震や洪水などの災害が起こった時に、いち早く現場に駆けつけて救助・消化活動を行います。

渋滞の影響を受けにくいため迅速性があり、消防車が通れない場所でも走行できる機動性も期待できます。また燃費が良いため、省エネで活動できる点も災害時には魅力的ですね。

普段はあまり見かけることがない「赤バイ」ですが、地震や洪水など災害が起こった時に大活躍する、頼れる存在ですね。

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出典:YouTube(安心・安全な社会を目指して 情報収集の要 消防団バイク隊【消防団バイク隊PR動画】)

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