2018年11月30日に熊本県庁に設置された漫画「ONE PIECE」の主人公「モンキー・D・ルフィ」の等身大立像について、酒場通りの走る清掃員(@096runner)がTwitterに投稿した内容が話題を呼んでいます。
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8億円の寄付の恩返し
「ONE PIECE」は、コミックスの累計発行部数が4億7000万部を突破し、現在もギネス記録を更新中という人気漫画です。そんなONE PIECEの主人公であるルフィの銅像は、作者で熊本県出身の尾田栄一郎さんへの県民栄誉賞贈呈を記念して建てられました。
立像はルフィーの身長と同じ174センチのブロンズ製で、尾田さんが細部まで監修したリアルなデザイン。そんなルフィーの銅像の写真とともに、酒場通りの走る清掃員さんが投稿した内容がこちらです。
熊本地震の時、尾田栄一郎氏が熊本県に非公表で8億円の寄付をした。
恩返しに県は1300万円の予算を組みワンピースの登場人物達の銅像を県内に設置する計画を発表。
一部から「税金の無駄」と抗議が起こり胸を痛めた尾田氏は寄付額を公表。
それから1年と9カ月、ルフィ像の経済効果26億円。 pic.twitter.com/5fXZ39VQwI
— 酒場通りの走る清掃員 (@096runner) August 28, 2020
銅像設置の予算1300万円という金額は発表当時、「ふるさとくまもと応援寄付基金」から充てるということで疑問の声が寄せられていました。
1300万円をかけて銅像を作るという事に無駄遣いたという声が噴出したのでした。
しかし実際は、生活再建支援や復興支援のために尾田さんが贈った合計8億もの寄附金の一部で作られていたのです。
初めは尾田さんの希望で明らかにされていませんでしたが、疑問の声を受けて、尾田さん、集英社、熊本県が協議の上で寄付金の公表を決めました。
実際に出来てみたら
みんな大歓迎という計画ではありませんでしたが、いざルフィ像が完成してみると、国内外から聖地として注目を集めました!
そして現在はONE PIECEの聖地として多くの人々が訪れるようになったルフィー像。熊本県の尚絅(しょうけい)大現代文化学部の学生たちの試算によると、年間来訪者数を5万5211人、経済効果は年間約26億円にものぼるんだとか。とてつもない数字にさらに驚かされます。
最初は反対された設置でしたが、ふたを開ければ建設予算をはるかに超える経済効果で、熊本の復興を助ける結果となっているようです!
まるで、海賊王になると笑われていた少年が大活躍するワンピースの物語にもシンクロするような話ですよね!
ウソップやサンジの銅像も!
ルフィーの銅像の他にも、熊本県益城町にはサンジ、阿蘇駅にはウソップの銅像が建てられています。
益城町のサンジ、阿蘇駅のウソップ。 pic.twitter.com/Fr34DuiVCS
— 酒場通りの走る清掃員 (@096runner) August 28, 2020
他の仲間も続々
現在コロナウイルスの影響で延期されていますが、熊本市にはチョッパー、御船町にはブルックなど、「麦わらの一味」のキャラクター象が熊本県に建設される予定です。
全部完成の暁には経済効果は、今の試算をはるかに超えるものとなることでしょう!
熊本県の復興、そして「麦わらの一味」銅像の完成を願いたいと思います。
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出典:Twitter(@096runner)