地球環境の変化により、私たちが想像する以上に絶滅危惧種は増えています。ただ、どんな動物がどのくらいの絶滅危険度なのかを知る機会はなかなかありません。
今回ご紹介するのは、絶滅危惧種の個体数(推定)をピクセルで表現した画像。個体数が多いほど画像がはっきりと見えるため、視覚的にとてもわかりやすいです!
目次
危険度が一目で分かる!
画像は2008年に世界自然保護基金(WWF)により実施されたキャンペーンに影響を受け、JJSmooth44さんが制作されたものだそうです。それぞれの動物の危険度が一目で分かります。
リカオン
こちらは、リカオン。個体数は推定3000~5500。画像がかなり粗いですよね・・・。
アムールヒョウ
続いてアムールヒョウ。個体数が約60頭と推定されており絶滅寸前。画像ではもはやどんな動物か確認できません。
ただ、2020年現在では100頭程度まで個体数が増加しているとされています。
アムールトラ
こちらはアムールトラ。個体数は推定450。こちらも厳しいですね・・・。
アジアゾウ
アジアゾウ。生き残っている個体数は、推定40000~50000。どことなく目が寂しげ。
ベンガルトラ
ベンガルトラ。個体数は推定2500。数字で言われるよりも、こうしてピクセルで表現されると実感がわいてきますよね。アムールトラに比べれば個体数は多いですが、100年ほど前には数十万頭いたと言われています。
クロサイ
クロサイの個体数は推定5000。南アフリカなどで密猟が問題になっていますよね。ただ、近年の保護活動のお陰で個体数は徐々に回復傾向にあります。
ボノボ
ボノボの個体数は推定10000~50000。見た目はチンパンジーに似ていて区別がつきませんよね。チンパンジーとボノボは大河によって生息域が隔てられているそうで、遺伝的には非常に近い類縁関係にあるといいます。
ボルネオゾウ
世界で一番小さいゾウとしても知られるボルネオピグミーエレファント。個体数は推定1500。
チンパンジー
こちらはお馴染みのチンパンジー。個体数は172700~299700と推定されています。ここで紹介している他の種と比べるとかなり鮮明な画像です。しかし、このチンパンジーでさえも絶滅危惧種に指定されています。
ナガスクジラ
ナガスクジラ。個体数は推定50000~90000。ナガスクジラは過去乱獲により、個体数をかなり減らしていましたが、現在は保護活動により、70年代の約2倍程度にまで回復しています。
絶滅危惧種が増加する原因
個体数が現象し絶滅危惧種が増えていく原因は、地球温暖化や環境汚染、森林伐採などの環境破壊問題、更には密漁や乱獲といった要因が大きいです。
また、外来種生物の持ち込みも問題のひとつ。その地にいなかった生物が持ち込まれてしまうと、あらゆる病気や生態系の崩壊を引き起こします。
どれにしても絶滅危惧種が増えてしまった主な原因は人間にあります。
一人一人ができる対策は?
個々にできる対策としては、珍しい生物を飼う場合には規制対象ではないかをしっかり確認するようにすること。ゴミを減らし、無駄なものを買わず、環境破壊を防がなくてはなりません。
些細なことではありますが、事態の悪化に少しでも歯止めをかけるためにも、一人一人の意識が大切です。
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出典:imgur.com