同月中の2度目の満月を指す「ブルームーン」、2020年は10月に見られます!!

ブルームーンは1つの月に訪れる2回目の満月のことを意味します。
元々は1つの季節に訪れる3回目の満足のことも指す言葉だったんだとか。

そんなブルームーンは、別段青くなるというわけではありません。
では青い月は見れないの?というと奇跡が重なれば本当に青く見えることがあるそうです。

とはいえ、月に二度の満月自体、数年に一度しか訪れないので、見られただけでも幸運だと言えるでしょう。

なんとそんなブルームーンが2020年の10月にやってきます。
そこで、ここではブルームーンについてご紹介します!

ブルームーンは同じ月の2度目の満月のこと

ブルームーンは同じ月に満月が2回訪れる現象のことです。
かつては同じ季節に満月が4回起こるときに3回目の月をブルームーンと呼んでいたのですが、ある間違いによって同じ月の2度目の満月がブルームーンと呼ばれるようになったそうです!

ブルームーンとは

ブルームーンとは同じ月の2度目の満月のことを指します。
通常満月というのは月に一度しかありません。
しかし稀に、月初と月末に満月がある月は発生します。

このブルームーンが発生する理由は月が満月になるまでの周期にあります。
月が満月から次の満月になるまでは約29.5日周期です。
そのため数年に一度、ひと月に2回の満月が見られるお得な月が発生するのです。

ブルームーンは月の日数と満月までの周期のズレが起こしていたのです

ブルームーンの由来

ブルームーンの起源は実は明確になっていません。

一説には、月に二度の満月という事で、「Double Moon」から転じて「Blue Moon」になったともいわれています。

別の説ではある間違いから生まれたともいわれています。
ブルームーンとは、もともと春夏秋冬の中で、同じ季節における3番目の満月のことを指していました。
それをある雑誌が、同じ月の2番目の満月という誤記載してしまったことで広まったとされています。

結果、そちらの解釈の方が広まってしまったとされています。

ブルームーンはいつ見られる

ブルームーンは2020年10月に見られます。
ブルームーンは数年に一度しかやってこない現象なので、これは見逃すともったいないです。
条件が重なれば1年に数回見られることもありますが、原則として数年に一度しか発生しない珍しい現象なので、ぜひチェックしておきましょう!

2020年のブルームーンは10月!

2020年10月は特別に珍しいブルームーンが見られます。

その日がいつかというと、10月31日です。

ちなみに、1回目の満月は10月2日です。
気を付けてほしいのが、今年の中秋の名月、つまりお月見をする日は10月1日という事です。

その日は満月では無いので注意してください。
十五夜は10月1日、満月は10月2日という風に、暦上の満月の日と実際の月齢がズレることはたまにあるそうです。

2020年以降のブルームーンはいつ?

ブルームーンは数年に一度訪れるもので、2020年以降はしばらく3年おきに発生するとされています。
2020年以降、2030年までは以下の日程でブルームーンが見られるそうです。

・2023年8月31日
・2026年5月31日
・2029年1月30日
・2029年3月30日

2029年に関しては年に2度もブルームーンが発生する、珍しい年となっています。

ブルームーンを見られると幸せになれる?!

ブルームーンには、見ると幸せになるという言い伝えがあります。
ブルームーンが発生するのは数年に一度なので、その珍しい現象を見られるだけで幸せになれるとされています。

ただし、この言い伝えの発祥については詳細不明となっています。
あくまでも流れ星などと一緒で願いごとをして楽しむくらいの気持ちで眺めてみてくださいね!(笑)

本当に青く見えるブルームーンはないの?

ブルームーンと呼ばれますが、実際の2度目の満月が青くなるわけではありません。
では、文字通り青く見える月というのは無いのでしょうか。

実は、奇跡のような確率で本当に青い月が見えるともされています。
ではどのような条件が重なると青い月が見られるようになるのでしょうか。

本当に青い月が見られる確率は相当低い

1883年ごろ、月が青く見えるようになった時期があったといわれています。
そしてそれは、インドネシアのクラカタウ火山の噴火の影響と考えられています。

この噴火は非常に大規模なもので、地質学上5番目の爆発規模とされ、その際の津波は鹿児島にも来、はるか離れたフランスにも記録が残されたほどです。
スマトラ島沖地震が起こるまで、この災害はインド洋における最大の災害だったとされています。

現地で大きな被害を与えたこの噴火は、噴煙により全世界の天候に大きな影響を与えました。
その噴煙は成層圏にまで達したとされ、北半球の平均気温を下げた原因ともされています。
またこの噴煙の影響で、地上から見た月にも影響が及び、青い月が見られたと伝わっています。

青い月を見る条件の裏には、大災害が必要という事です。
実は見られない方が世界的にはありがたい、という事のようです。

ブルームーンはレアなことの代名詞

大噴火の影響が必要など、青い月を見られる確率はとても低いです。
そのため、外国では「ありえないこと」や「奇跡」という意味合いで使われることもあります。

まとめ

ブルームーンは1つの月で訪れる2回目の満月のことを指します。
地球と太陽と月の軌道上、このブルームーンが見られるのは原則として数年に一度のことであり、非常に珍しい現象とも言えるでしょう。
そんなレアな現象が2020年10月31日に発生するため、夜にはぜひとも月を眺めてみましょう!

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