
海外を訪れると日本の習慣や文化との違いに驚かされたり、気付かされることが沢山ありますよね。
東アフリカ・ルワンダ在住の場所文化研究家であり、ルワンダの伝統文化を研究されているmasako kato(@MasakoKato1)さんは現地のバスで起きたある出来事をTwitterで紹介。その内容が“すごい”要素のオンパレードなんです!
目次
バス酔いが酷く嘔吐が止まらない人がいて・・・
masako katoさんが投稿したエピソードがこちら。
先ほどバスで起きた出来事
先頭右手に座る方がハイパーバス酔い、ゲロが止まらない
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大丈夫か〜??という雰囲気が満ちる
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右手に映るおばちゃんが突如「止まって!!」と叫ぶ
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隣に座る男の子(知らん人)を外に行かせる
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いやそれじゃない、その奥の、それ!と窓から指示して草を摘ませる
↓ pic.twitter.com/3LJD6pujEN— masako kato (@MasakoKato1) January 4, 2021
摘ませた草をぐるりと見て、よし、と頷きゲロの男性へ渡す
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葉をよく揉んでかじって、と指示
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男性、それ以降まったく吐かず
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おばちゃん何事もなかったようにしれーっと下車
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バスは進む pic.twitter.com/Ks4gu7K2B7— masako kato (@MasakoKato1) January 4, 2021
酔って嘔吐が止まらない人がいて心配する雰囲気が漂っていたという車内。すると、おばちゃんがバスを止めるよう運転手に指示し、隣にいた見知らぬ男の子をバスの外へ行かせ薬草を摘ませるという驚きの行動にでるのです。
そして、その男の子が摘んできた薬草を嘔吐が止まらない男性に渡すと、男性はおばちゃんの指示通りに薬草をかじり、無事に嘔吐が治まったそう。
おばちゃんを筆頭に運転手や他の乗客によって繰り広げられたここまでの展開、その後の何事もなかった雰囲気。日本人の感覚からすると“すごい”のオンパレードですよね。
すごいポイントが多すぎる!
masako katoさんがこの出来事のすごいポイントを挙げられています。
何がすごいか
・車内に居合わせた人が知らん人を心配する
・赤の他人のおばちゃんが声を上げる
・それに従う運転手
・おばちゃんの動体視力
・おばちゃんの薬草知識
・知らん人に指示を出して外に行かせる
・その言うことを素直に聞く男の子
・知らん人の更に知らん人のためにわざわざ土手を登ること— masako kato (@MasakoKato1) January 4, 2021
何がすごいか2
・おばちゃんの席から前方男性のところまでみんなで草運びリレー
・怪しまずに草を食べるゲロ男性
・知らない人の指示に従うこと
・おばちゃん全く恩着せがましくない
(声もかけずに下車)
・ゲロ男性、お礼も言わない
・何事もなかったかのような車内
・景色がきれい pic.twitter.com/8zQADWGPVu— masako kato (@MasakoKato1) January 4, 2021
居合わせた人たちによる連携プレーもそうですが、「おばちゃん全く恩着せがましくない」「ゲロ男性、お礼も言わない」という所にルワンダの人にとって他人同士が助け合うことがごく自然で当たり前のことなんだと感じます。
きっと今回の出来事も特別でもなんでもない日常のワンシーンなんでしょうね。こういう社会とっても素敵ですよね!
この薬草かな?
また、薬草についてmasako katoさんは「igicumucumu(イギチュムチュム)」と呼ばれるものではないかと推測されています。
あまりにも滑らかにことが運び過ぎてバス内で草の写真を撮るの忘れたため同定が難しいですが、遠目から見た形と効能的にこちらの草ではないかと推測
igicumucumu(イギチュムチュム)と呼ばれ車酔いだけでなく吐き気全般と、胃の不調に効果があるとされています
味はキュウリとミントの間でした pic.twitter.com/o6Qrac65xW— masako kato (@MasakoKato1) January 5, 2021
ルワンダ南東部では薬草としてだけでなく子どものおもちゃにもなっているそうです。
ルワンダ南東部ではこのigicumucumu(イギチュムチュム)という草はこどものおもちゃにもなっています
こんな感じで転がして遊びます pic.twitter.com/9155wJmDXi— masako kato (@MasakoKato1) January 5, 2021
日本との違いで気付かされることがまだまだ沢山あるであろうルワンダ。実際に訪れてみたくなります!
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出典:Twitter(@MasakoKato1)