【シロヘラコウモリ】コウモリなのに白くて、ぬいぐるみみたいにモッコモコでかわいい!!

コウモリと言うと、黒い姿をしているというのが一般的です。
しかし、世界には白いコウモリもいるんです!
それが「シロヘラコウモリ」と呼ばれるコウモリで、しかもこのふわふわもこもこしているのだとか!

そこでここでは、シロヘラコウモリについてご紹介します。
葉っぱの中に隠れて集まっている姿がとてもかわいらしいんですよ!!

「シロヘラコウモリ」とは


出典:Wikipedia.org(©Leyo)

シロヘラコウモリは、コウモリの中でもヘラコウモリ科に分類される種です。
まずはシロヘラコウモリがどのようなコウモリなのかを見ていきましょう!

「シロヘラコウモリ」の生息地

シロヘラコウモリは、中央アメリカに生息しているコウモリです。
コスタリカやホンジュラス、ニカラグア、パナマなどに分布していることがわかっています。
この地域の熱帯雨林に生息しており、鬱蒼と茂ったジャングルの中で生き抜くため進化を遂げました。

近年ではその姿を見るためのツアーなども現地で遂行されているそうです。

「シロヘラコウモリ」の大きさ

シロヘラコウモリはとても小さく、体長も3.5cm~5cmほどしかありません。
比較的小柄なコウモリですが、世界最小種とされるコウモリは体長3cmほどの「キティブタバナコウモリ」という種なので、それに比べるとほんの少し大きいです。

その姿もユニークで、体毛が白色で耳と鼻が黄色をしています。
ふわふわでもこもこな毛で覆われていてとてもキュートなため、一目見て虜になってしまう人も多いです。
この藍らしい姿から、シロヘラコウモリ愛好家は世界中にいます。

「シロヘラコウモリ」の食性

シロヘラコウモリは小型のコウモリとしては珍しく、果実を主食とします。
果実食をするのはオオコウモリのような大型種に見られる特徴で、多くの小型コウモリは昆虫などを捕食する肉食性が多いのです。

しかし、実際のところは雑食性であり、果実の他にも種子や昆虫、カエル、ヤモリなども食べてしまいます。

綿のような白い毛に覆われている理由

コウモリというと、黒い体をしているというイメージがありますよね。
それは、一般的なコウモリは洞窟などで過ごすため、黒い体だと影に同化して天敵から見つかりにくいからです。
では、シロヘラコウモリはなぜ白いのでしょうか?
ここからはシロヘラコウモリが白い理由を解説します。

大きな葉っぱの裏が住処

シロヘラコウモリの生息地が熱帯雨林、つまりジャングルの中です。
その中でも、ヘリコニアという大きな葉を持つ植物の陰に潜んで日中を過ごします。
大きな葉っぱの裏が住処です。

この葉っぱの裏で、みっちり体を寄せ合っている姿はとてもかわいらしいのですが、実はこの集団、オス1匹にメス数匹のハーレムだったりします。

白い体だから目立たない!

白い体は自分たちの姿が目立たないようにするためです。
白い体は一見目立つように感じますが、日中潜む葉の影となると話が変わります。

体が黒いと日に透けて影ができてしまい、そこにいるのが天敵にばれてしまいます。
ところが、シロヘラコウモリは白い体をしているので、葉っぱ越しに日光が当たっても透過してしまいます。
そのため、葉の裏にいても天敵に居場所がバレないというわけです。

名前の由来はぶちゃかわいい顔から


出典:Wikipedia.org(©Geoff Gallice)

シロヘラコウモリという名前は、そのユニークな顔立ちにあります。

シロヘラコウモリをはじめとしたヘラコウモリの仲間は、世界に150種以上いるとされます。
このヘラコウモリ科のコウモリは、鼻がヘラのような形状をしています。
そのぶちゃかわいいとも表現できる顔立ちからヘラコウモリと呼ばれるようになり、特に白い体をしていることからシロヘラコウモリと名付けられたのです。

まとめ

シロヘラコウモリは、コウモリの仲間の中でもとても珍しい白い体を持つ種です。
昼間は葉っぱの陰で集団で身を寄せ合うように過ごしています。

しかも、もこもこした毛で覆われているので、とても愛らしい光景です。

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