「オードトワレ」とはどのような香水?「パルファム」「オードパルファム」「オーデコロン」といった香水との違いはなに?

香水にはいくつかの種類があり、その1つが「オードトワレ」です。
その他にも「パルファム」「オードパルファム」と「オーデコロン」という種類があります。
種類によって香水はエタノール濃度や香りの持続時間が変わってきます。

そこでここでは、オードトワレや他の香水について、それぞれ見ていきましょう。

香水の種類は1つではない!

 

化粧用品の香水は、種類は1つではなく、複数種類あります。
まずはどのような種類があるのかを見ていきましょう。

豊富な香水の種類

香水は、大きく分類するとパルファム、オードパルファム、オードトワレ、オーデコロンの4種類があります。
これらはエタノール濃度と香りの持続時間で分類されています。
濃度が高く香りの持続が長いものから順にパルファム→オードパルファム→オードトワレ→オーデコロンとなります。

なお、狭義で香水と呼ばれるものはパルファムに該当します。

名前に入っている「オー」の意味は?

オードトワレなどの名称に入っている「オー」は、フランス語で「Eau」と表記します。
これはを意味する女性名詞です。

ちなみに、「トワレ」とは化粧や身づくろいを指す言葉となっています。
つまり、オードトワレを直訳すると、化粧水のという事になります。
日本で化粧水というと、肌を保湿するための化粧品なので不思議な感じがしますね。

オードトワレなど香水の種類の違いと持続時間

 

それぞれの香水の濃度と効果の持続時間についてまとめます。
ここでの濃度とは、アルコールに溶かした香料の割合である賦香率の事になります。
なお、持続時間は湿度などの環境や付ける量で変わってきますので、あくまでも目安となります。

パルファム

パルファムは、狭義で香水の事をあらわす化粧品です。
英語の「parfum」と由来を同じくする語です。
また、パルファンという事もあります。

フランスでは、このパルファムが香水の基準となります。
その濃度は約15%~30%で、持続時間は約5時間~12時間ほどです。

パルファムは香水の中でも特に濃い濃度と高い持続性があります。
本場のフランスでは多くの方に愛される香水となっています。

オードパルファム

パルファムを水で薄めたものが、オーデパルファムに該当します。
もちろん、ただ水で薄めただけではありません。
より使いやすいよう改良されたのがオードパルファムです。

その濃度は約10%~15%と通常のパルファムよりも抑えられています。
それでいて持続時間は約4時間~10時間とパルファムよりも若干短い程度です。

主張しすぎない香水のため、フォーマルな場からカジュアルな場で重宝されています。

オードトワレ

現代ほど入浴文化が無かった時代、身づくろいのために利用されていたのがオードトワレだとされます。
その濃度は約5%~10%で、持続時間は約2時間~5時間ほどです。
ちょうどお出かけする間香りが持続することから、日本では普段使いにこのオードトワレが使われていることが多いです。

オーデコロン

オーデコロンは、ケルンの水という意味があります。
世界で最初に販売された香水に由来します。

1709年、イタリア人調香師がオーデコロンを開発しました。
この完成した香水の向上をドイツの都市「ケルン」に作ったことから命名されました。

濃度は約2%~5%で、持続は約1時間~2時間ほどです。
持続時間も短く、香りも優しいので、ちょっとした香りづけなどに使われる事もあります。

香水に使用期限はある?

 

基本的に、香水には使用期限を表記する義務がありません。
しかし、ずっと放置したものは品質も下がるので注意しましょう。

開封した香水はどうしたらいい?

原則として、香水には使用期限の記載がありません。
しかし、開封した場合は早めに使い切ることをおすすめします。

香水は未開封であれば3年ほどは持つとされます。
しかし、開封後は1年ほどの間に使い切るのが理想とされています。

なお、時間が経過するとアルコールが揮発してしまうため、徐々に品質も下がってしまいます。
それだけでなく、色や匂いが変わってしまうこともあるのです。

特に購入してから時間が経過しているものは、肌トラブルの原因になることもあります。
もし古いものを使う場合は、肌に異常が出ないかどうかなども判断してください。
万が一、品質が変わってしまっている場合は廃棄しましょう。

大事な人からの貰いものだから、ハイブランドのものだからと出し惜しみしない方がいいという事ですね。

まとめ

香水にはいくつか種類があります。
その種類の1つがオードトワレとなります。
他にはパルファムやオードパルファム、オーデコロンといった種類がありまsう。

香水は種類ごとに含まれている賦香率と香りの持続時間が変わってきます。
その違いから、ぜひ目的に合ったものを選びましょう。

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