【知ってた?】「コリアンダー」と「パクチー」、実は同じ植物のことだった!

コリアンダーはカレーなどに使うスパイス、パクチーはタイ料理をはじめとしたアジア系の料理に使われる香草です。
一見、両者には関係性が無いようにも思えますが、実はこの2つは同じ植物の事だったりします。

そこでここでは、同じ植物のはずのコリアンダーとパクチーがなぜ別の名前をしているのか、それぞれどのような使い方をするのか解説します。

「コリアンダー」と「パクチー」

まずはコリアンダーとパクチーという名前について解説します。

「コリアンダー」=「パクチー」

実はコリアンダーもパクチーも同じ植物のことを指しています。
つまりは「コリアンダー=パクチー」ということになります。

コリアンダー、つまりパクチーはセリ科に分類されている一年草です。

日本では、種子や葉を乾燥させてパウダー状にした香辛料を「コリアンダー」と呼ぶことが多いです。
それに対して、葉を生のまま使用するものは「パクチー」と呼ぶのが一般的です。

「コリアンダー」と「パクチー」の名前が違う理由

コリアンダーとパクチー、それぞれの名前は入ってきたルートの違いです。
コリアンダーは英語由来、パクチーはタイ語由来の名前です。

日本に欧米料理と一緒に入ってきたのがコリアンダーです。
これらは紀元前から重要なスパイスとして使われてきました。
特に古代エジプトでは薬や香辛料として重宝されたとされます。
現地では幸福のスパイスとして、死者と一緒に墓に入れる習慣もあったのだとか。

一方で、エスニック料理の食材として入ってきたのがパクチーです。
紀元前2世紀頃、漢時代の役人が南シナ海での貿易で母国にこれらの植物を持ち帰ったのが始まりとされています。
そこから東南アジア全土に広まったとされています。

「コリアンダー」と「パクチー」の違いは使い方!

コリアンダもパクチーも同じ植物ですが、使い方が違います。
ここからはそれぞれの使い方についてご紹介します。

「コリアンダー」の使い方

コリアンダーは、熟した種子を摘んで乾燥させたスパイスの事を指します。
葉の部分とは違ってクセの少ない風味なので、使いやすいのが特徴です。

このコリアンダーは、ソーセージやシチューなどの肉料理やピクルスなどの野菜料理に用いられます。
パウダー状にすることで、チャイやクッキーなどにも入れます。
なにより、カレーに欠かせないスパイスとなっています。

「パクチー」の使い方

パクチーは香りと食感を楽しむため、そのまま使うことが多いです。
特にタイなどでは葉の部分をサラダにしたり、生春巻きの具材にしたりして生で食べる習慣があります。

茎や根の部分は鍋や炒めものとして用いられます。

「コリアンダー」と「パクチー」は香りと味も違う

コリアンダーとパクチーは香りも味も違ってきます。
パクチーの葉は香草の一種とされ、独特の香りと味わいがあります。
このスパイシーな香りを、カメムシのようと、辛辣な評価をする人もおり、好き嫌いがはっきり分かれる食材となっています。

対して種子を用いるコリアンダーは、オレンジの様ともいわれる甘く爽やかな香りをしており、カレーのスパイスに組み込まれています。

コリアンダーとパクチーに関する豆知識

ここからはコリアンダーとパクチーの豆知識ともいうべきことをご紹介します。

中国料理の「香菜」も同じもの

中国料理には香菜(シャンツァイ)という食材があります。
これは、コリアンダーやパクチーの中国名です。
つまり、香菜もまた同じ植物となります。

この香菜を中国の東北地方では、羊肉の臭みを取るために使用します。
現地では独特な香りが食欲をそそるとして、香辛料としても重宝されているのだとか。

ニラの代わりに餃子の餡に混ぜることもあるとされ、中国でも活用されている食材となっています。、

日本名も別にある

コリアンダーやパクチーの和名は、「コエンドロ」です。
これは鎖国をする前にポルトガル語「coentro」を由来として生まれた名前です。

また、カメムシによく似た独特の匂いから、カメムシソウと呼ばれる事もあります。

パクチーファラン(ノコギリコリアンダー)は別物

パクチーに似た香草として、「パクチーファラン(ノコギリコリアンダー)」というものもあります。
これもパクチーと同様に香味野菜として用いられます。

とはいえ、パクチーファラン(ノコギリコリアンダー)は同じセリ科であってもまったく別の植物です。

和名もオオバコエンドロと、コエンドロと区別されています。
この「パクチーファラン(ノコギリコリアンダー)」は、パクチーよりも葉が大きく、見た目が若干異なります。

まとめ

コリアンダーとパクチーは同じ植物ですが、別々の側面を持ちます。
コリアンダーは種子を使ったスパイス、パクチーは葉の部分となります。
同じ植物ではあるのですが、香りの強い葉のパクチーに対し、朱子を使ったコリアンダーは甘い香りがします。

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