鯉の寿命は長い!最高齢記録はなんと226歳・・それってホント!?

端午の節句には「こいのぼり」を揚げ子供の成長の願いが込められ、鯉の滝登りは出世を象徴するなど、鯉は縁起物とされる存在です。
縁起が良いとされる鯉は、実は長寿である、という一面がありました。

記録上では226歳まで生きたとされる個体も存在したのだとか・・・!!

鯉とは

 

鯉は、「ノゴイ」と呼ばれる黒色の鯉か、観賞用の「錦鯉」の二種が有名ですよね。
池や川を覗いてみると、泳いでいる姿が確認出来るのではないでしょうか。

特に錦鯉は世界からも注目されていて、池で優雅に泳ぐ姿は非常に美しく、「泳ぐ芸術」や「泳ぐ宝石」などの名前でも呼ばれています。

食用として養殖している地域もあり、鯉のあらいや甘煮なんて料理もあります。
しかし鯉の胆嚢(苦玉)にはコイ毒と呼ばれる毒が含まれることがありますので、素人が釣った鯉をそのまま食すのはあまりお勧めできません。

生態

川や池の中に生息している鯉は、体長約60cm程ですが、100cmを超える個体も確認されています。
特に、環境に適用して成長する飼育下で育った鯉は比較的大きく育つと言われています。

口に入る物は大体食べるので、小さい頃にパンなどの食べ物をあげた方もいらっしゃるかと思います。
そんな鯉、口には歯がありません。
喉に咽頭歯と言われる歯があり、これでタニシなどの硬い貝殻なども砕き割って飲み込みます。
また、胃袋もありません。食道から直接腸に繋がっているため、四六時中餌を探し求めています。

胃がないので食道部から消化酵素を分泌し、腸でタンパク質はアミノ酸に炭水化物はグルコースなどの単糖類に分解し、消化吸収します。
食道に入った時からさっそく消化が始まるので、満腹にならない体質なのです。

鯉の寿命

 

鯉の寿命はどのくらいなのでしょうか?
長いものなら70年と人間の寿命と同じくらい生きると言われています。

水槽できちんと飼育すれば30年、池のような広い環境だと50年程生きるとされ、生活環境によって寿命が変化すると考えられていました。

水槽だと広々と泳げず、狭い環境で監視されている状態になってしまうため、鯉にはストレスだと言われていて寿命を縮めてしまう、と懸念されてきました。
しかし、細かい変化に気付けるため、病気の早期予防が可能であると、新しいメリットが発見されてからは水槽で飼育した際の寿命も延長しているそうです。

平均寿命

平均でも、鯉は25年から35年ほど生きるとされています。
しっかりと飼育すれば生涯を共に出来る程生きてくれる存在ということになります。

226歳の花子

 

ギネス記録にも認定された、錦鯉の花子の寿命は226歳まで生きたと言われています。
1751年~1977年の226年間生きていました。
体長約73cm、体重は約7kgだったそうです。

死亡時に鱗を調査し1751年生まれだと推定されました。
しかし、飼い主が何度か変化していることや、鯉の生態からはありえないほど長い寿命である、といった様々な意見から花子を否定する声もあります。

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