以前、ファミマの入店音だけを奏でるユニークな創作楽器「大盛況オルガン」をご紹介したのを覚えていますか?
その制作者である音楽ユニット・kajiiさんが、今度は卓上型の手作りパイプオルガンを完成させました!
目次
以前ご紹介した「大盛況オルガン」
手作りパイプオルガンの完成形をお見せする前に、せっかくですので以前ご紹介した大盛況オルガンの動画をご覧ください。
「大盛況オルガン」を作りました。
(子供たちにも演奏できるように直感的な構造にしてみたよ!)
(作曲家の稲田康さんにも掲載許可をいただきました。) pic.twitter.com/Fq5u8XifSA
— kajii創@手作り楽器の人 (@kajiisou) March 26, 2021
うわっ、ファミマの入店音だ!と感動しちゃいますよね。
大盛況オルガンについてこちらの記事も読んでみてください。
これはおもしろい!ファミマの入店音だけを奏でる楽器「大盛況オルガン」を作っちゃった!
手作りパイプオルガンで『こいのぼり』を演奏
そして今回、kajiiさんが完成させた手作りパイプオルガンがこちら。
卓上型のコンパクトなサイズ感といい、無機質な風貌といい、私たちが知っているパイプオルガンとは全く異なりますよね。
この手作りパイプオルガンでkajiiさんが『こいのぼり』を演奏します。
一体どんな音色なのでしょうか。
その見た目から荒っぽい音を出すのかと思いきや・・・繊細で柔らかい音色!
パイプオルガンならではの華やかさがあり、どこかバグパイプのような雰囲気も感じさせます。
まるで教会やチャペルの中で演奏を聴いているよう。
表情豊かな音色とふくよかな響きが心地よくて、このままずっと聴いていたくなっちゃいます。
動画はこちら
手作りパイプオルガンの解説
手作りパイプオルガンがどんな構造になっているのか、動画で詳しく解説されています。
ホースや塩ビ管で作った笛を鳴らす
手作りパイプオルガンは、ホースや塩ビ管で作った笛を、風船に溜めた空気で鳴らすという無電力式。
低音は塩ビ管、高音はホース、と音の高さによって使い分けられており、笛にはブルーシートが張られた部品が取り付けられています。
入ってきた空気がこのブルーシートを震わせて笛の穴から出ていく仕組みになっているそうです。
ビブラート機能付き
また、「自在にビブラートがかけられる」という、通常のオルガンには見られない機能も備わっています。
しかもその数なんと3種類!
1つ目は、風船ビブラート。
小さな風船に手で圧を加えることで、鳴らしている音全てにビブラートをかけることができます。
2つ目は、塩ビ管の笛の上に取り付けられた筒状のパーツを使うビブラート。
本来は音程調整のためのパーツを素早く上下させることでビブラートにもなります。
3つ目は、ホースの笛で使えるビブラート。
こちらは笛の先端を指で揺らすというとってもシンプルな方法です。
高音は笛の上で手を仰ぐことでビブラートをかけられるそうです。
動画はこちら
kajiiさんのYouTubeチャンネル
kajiiさんのYouTubeチャンネルには、この他にもユニークな創作楽器や演奏の動画が沢山投稿されており、おうち時間に作れる楽器も紹介されていますよ。
動画はこちら
ぜひチャンネルをチェックしてみてくださいね。
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出典:YouTube(kajiiの手作りパイプオルガン/kajii's handmade pipe organ 「こいのぼり」)