果実の「びわ」の旬はいつ?その花言葉は?その名前は楽器の「琵琶」と関係ある?

果物のびわは日本で古くから愛されている果物の1つです。
その旬は初夏とされ、初夏を知らせる植物として知られます。
しかし、楽器のびわもあってこんがらがっている人もいるかもしれません。

そこで今回は果物と楽器のびわについて解説します。
特にここでは気になる花言葉や名前についても説明します。

びわの果実

まずはびわの果実がどのようなものなのか見てみましょう。

地域によって異なる収穫時期

びわは地域によって収穫時期が異なる果物です。
主に収穫時期は初夏とされますが、終春にも実ります。
特に温暖な地域と寒冷な地域で収穫時期が異なるため、その点は注意が必要となってきます。

なお、びわは栽培方法によっても収穫時期が違うのだとか。
特に露地栽培の収穫時期は5月下旬~6月下旬頃とされます。
その一方でハウス栽培や温室栽培の収穫時期は4月上旬~5月下旬頃となっています。

このように収穫状況によって違うのが、びわの特徴です。

びわは追熟しないので早く食べよう!

びわは初夏を告げる代表的な果物とされています。
しかし、追熟はしないので早めに食べるのが良いです。

ちなみに、びわは冷やしすぎないように常温で食べると風味を感じられることで知られています。
また、洗って食べると傷むので軽くすすいで食べるのがおすすめです。

その他、皮に赤あざが入っているものは日当りの良いところで育った証拠とされています。
そのため、それらのびわは味もより一層美味しいです。
本当に美味しいびわを食べたいなら、ぜひ皮に赤あざが入ったものを食べましょう。

特に産地によってはびわ狩りなども初夏の風物詩として楽しまれているため、そちらに参加するのもおすすめです。

びわの産毛はあったほうがいい?

びわは皮に産毛が生えているのが特徴です。
これら産毛のあるびわはより一層美味しいとされています。
逆に産毛がないびわは食べ頃を過ぎてしまっているのだとか。
そのため、美味しいかどうか見極める際には産毛の有無を確認してみましょう。

びわの名前の由来

ここからはびわの名前の由来や語源を見ていきましょう。

楽器の「琵琶」との関係性

「びわ」には果物としての「枇杷」と楽器としての「琵琶」があります。

中でも楽器の方が先に命名されたと考えられています。
その後、形状が似ていることから果物の方にも同じ読みの名前が当てられたのだとか。

つまり、果物のびわと楽器のびわは形が似ているということで名付けられたという共通点を持つわけです。

「枇杷」という表記も楽器の演奏方法から

果物のびわは漢字で「枇杷」と表記します。
これらにもそれぞれきちんとした意味があります。
特に「枇」は奥に押して弾くことを指すそうです。
また「杷」は手前に引くことを表すのだとか。

つまり、これら果物としてのびわの漢字表記は楽器の演奏方法から来たわけです。
ちなみに楽器としての「琵琶」も「琴」という楽器から生まれた漢字表記となっています。

びわの花言葉

最後にびわの花についても併せて見ていきましょう。

びわの開花時期

びわの開花時期は11月~12月頃とされています。
それらびわの花は白くて小さいのが特徴です。
その愛らしさから隠れたファンも多い花と言えます。

びわの花言葉

それらびわの花言葉は「温和」「治癒」「密かな告白」「愛の記憶」などがあります。

中でも「温和」はその花の印象から来ているそうです。
また「治癒」などは奈良時代から民間療法に利用されてきたことにちなんでいるそうです。
その他「密かな告白」は咲いていることに気づかないほど花が小さいことにちなむのだとか。

まとめ

びわは果物と楽器、両方存在しています。
特に果物のびわは初夏が旬とされ、産毛の生えたものであり赤あざが入ったものが美味しいとされています。
これら果物のびわは楽器のびわもしくはその演奏方法から名前が来ているそうです。

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