7年間偽札を自作し麺を買いに来るホームレスと、偽札と知りながら麺を売り続ける店主のエピソードに感動

無償の優しさというものが何なのかを教えてくれる素敵なエピソードが中国から届きました。
浙江省の屋台の店主ホームレスの男性の間で7年間続いている温かい物語をご覧ください。

※こちらは、2021年1月8日に公開した記事を再編集したものとなります

バレバレの偽札を受け取る店主

若い男性店主が営む屋台にはいつも麺を買いに来る一人の常連客がいます。
その常連客というのは、経済的な貧しさからお金を持っていないホームレスの男性。

出典:YouTube

  
では、どうやって麺を買っているのか?と疑問に思いますよね。

屋台に麺を買いに来るホームレスの男性は、“お代”としてあるものを渡すのです。

出典:YouTube

  
それは手書きで描いた自作のお札。
誰が見ても一目で偽札だと分かりますよね。

店主も、もちろんこれが偽札であることは知っています。
それでも店主は男性を責めたり警察に通報することなく、お代としてこの偽札を受け取り、笑顔で男性に麺を渡しているのです。

出典:YouTube

  
しかも、これは一度や二度の出来事ではありません。
屋台が移動した時にもホームレスの男性は場所を見つけ出し、店主のもとにこれまで7年間も通い続けているのです。

店主「彼の絵の才能は素晴らしい」

手書きの偽札を差し出すホームレスに麺を渡す屋台の店主。

出典:YouTube

  
自分にも生活があるからと店主はもちろん拒否することもできます。
しかし、この若い店主は男性の行いを非難するどころか「彼の絵の才能は素晴らしい」「神様から与えられたものなんだろう」と男性の絵を称賛し、男性が本物のお金を持っているかどうかは全く問題にしていないと話しているそう。
店主の無償の優しさに感動しますよね。

ちなみに、ホームレスの男性は時折現金を持ち合わせていることがあるようで、そんな時は手書きの偽札ではなく本物のお金を支払って麺を買っているみたいです。

店主の振る舞いや考え方に心が温かくなりました。学ぶこと、気付かされることがありますよね。

またホームレスの男性は騙すためではなく誠意を表すために手書きでバレバレの偽札を自作したのかな、という気がしました。
男性の生活状況が良くなり、麺を買うのに店主公認の偽札が必要なくなる日が訪れることを願います。

動画はこちら

屋台の店主とホールレスの男性のエピソードは、こちらの動画からご覧いただけます。

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