ダイバーさんのもとへ真っ直ぐ泳いでやって来た、黄色い魚「チョウチョウウオ」。
エサを求めて近寄ってきたのかと思いきや、このチョウチョウウオは次から次へとダイバーさんを驚かせる行動を見せたのでした。
目次
ダイバーさんに海を案内
ダイバーのレイチェルさんが海に潜っていたところ、向こうから泳いでやって来た一匹のチョウチョウウオ。
このチョウチョウウオはとってもフレンドリーで、レイチェルさんについて回るように泳いでいました。
それを見て、レイチェルさんは「エサを欲しがっているのかも?」なんて思ったそうです。
ところが、このチョウチョウウオは予期せぬ驚きの行動に出ました。
チョウチョウウオはなんと、レイチェルさんに海の中を案内してくれたのです。
レイチェルさんを岩礁のあちこちに連れて行くと、ウナギやカメといった海の仲間も見せてくれました。
これまで2000回近く海に潜っているというレイチェルさんですが、こんな経験は初めてだったそうです。
いつも挨拶する仲に
この話には続きがありました。
数週間後、再び海へ潜りにやって来たレイチェルさんの前に、見覚えのある魚が泳いでやって来たのです。
そう、あの日出会ったチョウチョウウオでした!
レイチェルさんは模様や体格などの特徴を見て気付いたそうです。
広い海の中で同じ魚に再会できるなんて奇跡に近いですよね。
しかし、驚くことがまだ他にもあります。
このチョウチョウウオは、レイチェルさんがダイビングで訪れる度に挨拶しに来てくれるようになったのです。
チョウチョウウオはレイチェルさんに気づくと、興奮した子犬のように尾びれをブンブン振りながら泳いでやって来ます。
そんな愛らしいチョウチョウウオに、レイチェルさんは「ソニー」と名付けました。
ソニーから貝のプレゼント
ある日、ソニーに導かれるように岩礁に近づいたレイチェルさん。
最初はソニーが何をやっているのか分からなかったレイチェルさんでしたが、何かを見つけてハッとしました。
それは・・・プレゼントの小さな貝だったのでし!
ソニーがレイチェルさんのために見つけてくれたのです。
レイチェルさんが貝を拾い上げた手に近づいて来たソニーは、まるで「気に入ってくれた?プレゼントだよ」なんて言っているようです。
まさか魚が人に懐くことがあるなんて・・・!
おとぎ話のような素敵なストーリーですよね。
動画はこちら
ダイバーのレイチェルさんに懐いたチョウチョウウオのソニー。
おとぎ話のようなふたりの物語は、こちらの動画からご覧いただけます。