
「先月急逝した父の育児日記(私を育てた日記)ばかり読んでいる」
そんな言葉で始まるツイートを投稿し、亡きお父様が遺された育児日記を公開されたイラストレーターの岡本かな子(@kanakookamoto)さん。
その内容のあたたかさに多くの人が胸を打たれ、反響を呼びました。
目次
お父様が遺した育児日記
亡きお父様がご自分のことを書いた育児日記を読み続けているという岡本さん。
月日が流れほんのり黄色くなったノートは、お父様からの愛情が溢れていました。
その日記というのがこちら。

立った!得意気な顔をして、神菜子が立った
神菜子初めて湖につかる
※水遊びをしていた。神菜子も足の先だけ仲間入り。はしゃいでいた。来年は泳がせてやるからな。
上の前歯が2本顔をのぞかせ表情が少し変わってきた様である。
近頃は極く当り前の顔をして立ち上る。そして数歩だが歩く事さえ出来るのだ!
岡本さんの成長をお父様は事細かに綴られていました。
その軽快な文章からは喜びで心を弾ませている様子や、愛する我が子への想いがひしひしと伝わってきます。
先月急逝した父の育児日記(私を育てた日記)ばかり読んでいる。だからね、育児日記とか保育園の連絡ノートとかとっておくべきだと思います。のちのち子供の宝物になります、ありがとうお父さん。 pic.twitter.com/QqVGGLftJT
— 岡本かな子 (@kanakookamoto) January 5, 2022
岡本さんは、この育児日記の写真を載せたツイートで、冒頭の言葉に続いて「だからね、育児日記とか保育園の連絡ノートとかとっておくべきだと思います。のちのち子供の宝物になります、ありがとうお父さん」と話されています。
“宝物”と言われて、お父様もきっと喜ばれているでしょうね。
他のページも愛情に溢れた日記が
また、他のページも公開されています。
思いのほかバズっているので記念すべき父育児日記の1ページ目(私が産まれた日)を載せます。
お母さん、陣痛促進するために縄跳びしたってなに、、。
西田とかいう友達の言葉も素敵。産まれてからちょっと大変だったたみたいで、また続きを明日のせますね。 pic.twitter.com/KeE0u98jaE
— 岡本かな子 (@kanakookamoto) January 5, 2022

明日にしようかと思ったのですが、みなさまに父の文章を読んでいただきたく2ページ目をアップします。
私は産まれてから体調が悪く、しばらくそのまま入院していたようです。父の緊張感や祈りのようなものが伝わってくる文章です。 pic.twitter.com/xKNMFrbEDF
— 岡本かな子 (@kanakookamoto) January 5, 2022

私は産まれてから一ヶ月近くも保育器の中にいたそうで、父も度々付添で病院に泊まってくれていたみたいです。なんとなく聞いたことはあるけども、詳細は知りませんでした。 pic.twitter.com/x8umyOaO51
— 岡本かな子 (@kanakookamoto) January 5, 2022

喜び、祈り、安堵・・・。
お父様の気持ちが手に取るように伝わってきて、つい感情移入してしまいます。
実際、この温かい育児日記を読んだ人からは、「涙なしでは読めない」「たくさん愛してくれた証ですね!」「愛が伝わる優しい文章で素晴らしいです」「泣けて仕方ありません。愛情のシャワーのお裾分けをありがとうございます」といった声が寄せられていました。
お父様の文章に素敵なイラストを!
イラストレーターである岡本さんは、お父様が遺されたこの育児日記の文章にイラストをつけることにされました。
少しずつ父の文章にイラストをつけていきます。 pic.twitter.com/R2EA3V4TXg
— 岡本かな子 (@kanakookamoto) January 6, 2022
8ヶ月ではじめて湖につからされたらしい。
「来年は泳がせてやるからな。」 pic.twitter.com/mRWcWBbr8f— 岡本かな子 (@kanakookamoto) January 7, 2022
柔らかいタッチのイラストがお父様の文章ととてもマッチしていますね。
そして、なんだかお父様と岡本さんの交換日記を見ているようです。